2008年(平成20年) 8月8日(金)付紙面より
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鶴岡市第三学区社会福祉協議会(佐藤清会長)主催の「福祉のこころ学び塾」が6―8日の3日間、市勤労者会館などで開かれ、学区内の子供たちが車いす体験などを通して福祉について理解を深めている。
学区内の障害者や高齢者たちと交流を深め、互いに助け合える“福祉の心”を育んでもらおうと、鶴岡市ボランティアセンターとの共催で今回初めて企画した。
6日は、朝暘三小の6年生とその保護者合わせて18人が参加。佐藤会長が「私は子供のころ、山で事故に遭い足が不自由になったが現在は苦になっていない。障害者を見たら、かわいそうだと思わないで自分が何かできないか考えて行動してください」とあいさつ。社会福祉法人・恵泉会の櫻井好和理事長や学区内の身体障害者たちで組織する「ばんけの会」の加賀山勇代表の講話を聞いた。
続く車いす体験では、2人1組に分かれ、車いすの乗り方や介助方法を学んだ後、車いすで市立荘内病院に移動。車いすに乗ったまま院内を回り、自動販売機やエレベーターを利用してみるなど、車いすを使用する人の気持ちを体感していた。
7日は鶴岡点字サークルの協力で、点字の名刺やカード作り。8日は鶴岡身体障害者連合会の協力で、簡単にできるニュースポーツ「ターゲットボッチャ」を行う。
車いすを体験する児童たち=6日