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2008年(平成20年) 2月24日(日)付紙面より

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支援者300人激励 「さらに上目指す」と関取決意

 大相撲初場所で5勝を挙げ、十両昇進を決めた鶴岡市出身の北勝国(22)=本名・林英明、八角部屋=の「十両昇進を祝う会」が22日、ベルナール鶴岡で開かれた。

 北勝国は鶴岡四中卒業後の2001年3月に八角部屋に入門、同月の春場所(大阪)で初土俵を踏んだ。右手首などのけがに悩まされたが06年初場所にけがから復帰。安定して勝ち星を挙げるようになり、今年の初場所は幕下西3枚目で5勝2敗の好成績を収めた。178センチ、143キロ。

 今回の祝う会は、北勝国を励ます会「北国会」(本間康弘会長)や鶴岡市体育協会が中心となってつくった実行委員会(委員長・加藤玲宗市体協会長)が企画した。

 この日は「地元期待の星」の姿をひと目見ようと、市民など約300人が訪れた。開会と同時に北勝国が入場すると、会場に大きな拍手が起こった。はじめに加藤委員長が「日々のけいこを重ね、身も心も大きく成長した。関取として土俵の上でたくましい雄姿を見せてくれることに期待する」とあいさつ。

 来賓祝辞の後、北勝国に花束や、記念品として「化粧まわし」と本割のまわし「締め込み」の目録が贈られた。

 続いて北勝国が「7年かかったがようやく胸の張れる位置まできた。けがもあったが地元の応援が大きなパワーになった。この結果に満足することなく、さらに上を目指していきたい。応援をよろしくお願いします」とあいさつした。

 鏡開きの後は乾杯が行われ、多くの支援者が関取を囲んで激励の言葉をかけながら、喜びの杯を交わし合っていた。祝宴中、北勝国から両親へ春場所のチケットと往復航空券が贈られる場面もあり、会場は大いに沸いていた。

十両昇進を祝う会で、後援者と祝いの酒を酌み交わす北勝国(左)
十両昇進を祝う会で、後援者と祝いの酒を酌み交わす北勝国(左)


2008年(平成20年) 2月24日(日)付紙面より

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小学校部門“三冠”の快挙 「学級」「学習」でも最高賞受賞

 第57回全国小・中学校・PTA新聞コンクール(毎日新聞社、全国教育研究協議会など主催)の小学・学校新聞の部で、酒田市立松陵小学校の「万里」が最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた。また、ともに同校6年1組の学級新聞「スクラム2」と学習新聞「きずな」が最優秀賞を受賞、松陵小は学校新聞と合わせて小学校部門の“三冠”を獲得する快挙を果たした。表彰式は3月1日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われる。

 松陵小(田中利明校長、児童374人)の「万里」を発行する「松陵タイムズ委員会」(太田結香子委員長)は、4、5年生各7人、6年生6人の計20人で構成。タブロイド版(4ページ建て)を年3回、ファックス版(B4判2ページ)を月に2、3回発行している。

 年間通して委員を務める6年生が中心になり、学期初めに相談してテーマなどを決定。原稿をほかに依頼することはほとんどなく、委員がインタビューや取材を行って記事を書いている。気づいたことなどを書きとめるため、委員は常にメモ帳を持ち歩いている。

 いずれも6年生で委員長の太田さんは「家族や地域の人も読んでくれて、面白いと言ってもらえるのがうれしい」、副委員長の高橋舞子さんは「テーマを決めるのが大変」と感想。

 また、佐藤遥香さんは「インタビューにきちんと答えてもらえるよう聞き方を考えた」、村上清楓(さやか)さんは「たくさん話してくれたことの、どこをまとめればいいか悩んだ」と取材時の、齋藤美佑さんは「読みやすくするためレタリングの白黒の付け方を工夫した」、佐藤桜さんは「紙面のバランスを考えて配置した」と、紙面づくりでの苦労を、それぞれ話した。最高賞受賞の知らせには「頑張ってきて良かった。本当にうれしい」と全員が口をそろえて喜びを表した。

 担当責任者の齋藤真由美教諭は「1、2学期とも、決まりを守ろう―といった問題提起の内容にしたことが良かったのかも」と分析。そのうえで「子供たちはみんな熱心。特に6年生は委員を3年間続けている子もいて新聞づくりの実力は高い。(最高賞を取るだけの)力が身に付いていたのだと思う」とたたえた。

 また、担任する6年1組の学級新聞「スクラム2」と学習新聞「きずな」も最優秀賞に輝いたことについて斎藤教諭は「4月から三冠を目指すぞと、児童と話してきた。でも実際にそうなって、びっくり」と話していた。

 庄内ではほかに小学・学校新聞の部で鶴岡市立朝暘第三小学校の「朝三新聞」が文部科学大臣奨励賞、同立大泉小学校の「大泉仲よし新聞」が全国新聞教育研究協議会賞、中学・学校新聞の部で酒田市立平田中学校の「平中タイムス」が文部科学大臣奨励賞を受賞した。

「万里」を発行する松陵小新聞委員会の児童たち
「万里」を発行する松陵小新聞委員会の児童たち



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