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荘内日報ニュース


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2008年(平成20年) 7月17日(木)付紙面より

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「勝負だ」「飛ぶぞ」歓声響く 月山あさひ博物村 カブトムシ園がオープン

 鶴岡市上名川の月山あさひ博物村内のカブトムシ園で16日、オープンセレモニーが行われ、地元の保育園児がカブトムシとふれあった。

 豊かな自然を生かした観光資源の掘り起こしを目指して2005年に開園。以前、サクランボ園だった場所に広さ150平方メートルほどのハウスを建て、夏の間カブトムシを放している。

 オープニングセレモニーには朝日保育園の5歳児クラスの21人が招待され、博物村アマゾン自然館の山口吉彦館長のアマゾンに住む大きなカブトムシやカミキリの話に耳を傾けた。

 園児たちは、博物村スタッフが育てた雄のカブトムシを受け取ると、樹液が出ている木の幹にくっつけたり、切り株の上で戦わせたりした。園内には「勝負しよう」「飛んで行くぞ」といった歓声が響き渡っていた。

 カブトムシ園は19日から来月17日まで営業する。期間中は常時、300匹前後のカブトムシが放されている。アマゾン自然館との共通チケットで、高校生以上が500円、小中学生350円、幼児100円。

子供たちがカブトムシとふれあった
子供たちがカブトムシとふれあった


2008年(平成20年) 7月17日(木)付紙面より

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ハルビンの中高生が来庄 第1陣は87人、羽黒高生らと交流

 中国黒龍江省ハルビン市からの「修学旅行」の中学、高校生一行87人が15日庄内入り。16日までの1泊2日の日程で、羽黒高の生徒たちとの交流や庄内観光を楽しんでいる。県と友好県省の盟約を結んでいる同省の生徒が「修学旅行」の形での来庄は初めてで、17日に入る第2陣と合わせ計155人が訪れる。地元関係者は「これをきっかけに、ハルビン市などから修学旅行の受け入れを働きかけたい」と話している。

 来庄したのは、ハルビン市青少年訪日代表団(団長・范治国黒龍江省教育庁国際交流処課長)の一行で、4つの学校から13―18歳の男女73人の生徒と教師ら。

 東方水上シルクロード貿易促進協議会の第48次訪中団(団長・新田嘉一同協議会長)が先月中旬にハルビン市を訪れた際、県産米の輸出契約とともに、次世代の若者同士の交流促進に向け、ハルビンから青少年の交流訪問団派遣の覚書を交わしたことで、庄内への初の「修学旅行」が実現した。

 訪日代表団は15日、ソウルから仙台空港経由で夕方に庄内入り。16日午前に羽黒高校(福原義幸校長、生徒数868人)を訪れ、同校の3年生2クラス約80人と交流した。

 同校体育館で行われた交流会は、生徒会が進行役を務めた。日本文化を知ってもらおうと、剣道部と柔道部の生徒たちが技を披露し、竹刀で激しく打ち込まれる面や柔道の投げ技が決まるたび、ハルビンの生徒たちから拍手が沸き起こった。ハルビンの生徒たちはピアノ独奏や合唱、太極拳などを披露。双方の生徒たちがプレゼント交換するなどして交流を深めた。

 ハルビンの生徒代表は「日本文化を理解するうえで、とても勉強になった。羽黒高校での交流は一生の思い出になります」と話していた。ハルビンの生徒たちはこの後、校舎見学を行い、日本の高校生の学校生活に理解を深めた。

 一方、15日夜には、鶴岡市由良のホテル八乙女で、同協議会主催の歓迎セレモニーが開かれ、新田協議会長が「次世代を担う多くの方々が来てくれたことをうれしく思う。交流を通じて1人でも多くの友人をつくってほしい」と歓迎のあいさつ。范団長は「きれいな夕日を見て、皆が感激している。修学旅行は生涯の思い出に残る重要な旅。庄内の青少年たちと交流を深めたい」と述べた。浴衣に着替えた生徒たちは、ホテルの窓から夕日を楽しみ、庄内浜で採れたサザエや庄内砂丘メロンなどの旬の味覚を体験した。

ハルビン市の中高校生たちが「修学旅行」で来庄し、羽黒高で交流。柔道の技を興味深そうにカメラに収めていた=16日
ハルビン市の中高校生たちが「修学旅行」で来庄し、羽黒高で交流。柔道の技を興味深そうにカメラに収めていた=16日


2008年(平成20年) 7月17日(木)付紙面より

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レジ袋削減で協定結ぶ マイバック持参率80パーセント以上目指す

 鶴岡市と、市内の食品系スーパーやホームセンター計6社、市民団体4団体は16日、「レジ袋削減運動の推進に関する協定」を結んだ。9月1日から買い物の際のレジ袋の無料配布をやめ、現在40―50%で推移しているマイバッグ持参率を今後3年間で80%以上にする目標を掲げた。行政と事業者、市民団体の合意でレジ袋の無料配布をやめるのは今年5月の東根市、7月から始まった山形市に続き県内で3例目。

 レジ袋は「便利なもの」として消費者に定着しているが、石油資源の減少、ごみとして川や海に流失した際の生態系への影響、焼却処分による二酸化炭素の発生など多くの弊害も出ている。国民1人当たり年間約300枚使用しているとされ、これを鶴岡市の人口で考えた場合、年間4200万枚となり、ドラム缶(200リットル)3865本に相当する原油を使うことになる。

 このため、同市は2002年にノーレジ袋運動をスタートさせ、毎月ゼロのつく日を「ノーレジ袋デー」と定め啓発運動を展開。さらに昨年度からは「あなたはいつでも・ノーレジ袋デー」として日々の取り組みを推進してきた。しかし、ここ数年はマイバッグ持参率が40―50%と伸び悩みの状態が続いており、事業者、市民団体と協力してレジ袋の無料配布取りやめに踏み切ることにした。

 同市が協定を結んだのはスーパーが主婦の店鶴岡店、生活協同組合共立社、エーコープ庄内、ヤマザワ、マックスバリュ東北の5社、ホームセンターがチャンピオン、市民団体が市消費生活研究会、藤島あすなろ会、櫛引消費問題研究会、市衛生組織連合会の4団体。6社合わせた市内の店舗数は37店舗。

 協定内容は▽マイバッグ持参率を2011年度までに80%以上にする▽9月1日からレジ袋の無料配布を取りやめる▽市民団体はマイバッグ持参を市民に呼び掛ける▽市は広報やホームページなどで啓発し運動に支援・協力する―など7項目。

 この日、市役所で行われた協定締結式には各社・団体の代表者らが出席。富塚陽一市長が「レジ袋削減運動へご理解いただき、さらに盛り上げることができる。この取り組みに市民の理解も得られると思う」とあいさつ。あらかじめ代表者らが署名した協定書を市環境部の事務局が読み上げ、締結とした。

 マイバッグを持参しない買い物客には有料でレジ袋を販売することになるが、料金は事業者が検討して決める。市内に6店舗を持つ共立社ではすでにサイズによって2―3円と決めており、松本政裕理事長は「マイバッグ持参率をさらに高めるとともに、環境やリサイクルの分野で継続的に活動を進めていきたい」と話していた。

レジ袋の無料配布取りやめなどの協定を結んだ市と事業者、生活団体の代表者ら
レジ袋の無料配布取りやめなどの協定を結んだ市と事業者、生活団体の代表者ら



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