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荘内日報ニュース


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2008年(平成20年) 9月10日(水)付紙面より

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迅速に情報を取得 大規模地震想定し図上訓練 県庄内総合支庁

 県庄内総合支庁などで9日、職員や県出先機関、管内市町職員が参加して県災害対策本部庄内支部防災訓練が行われ、大規模地震を想定し被害状況の収集・整理・伝達、公表など対応を確認した。

 初動体制の検証と評価、職員の災害対応能力の向上のため年2回行っている図上訓練。刻々と変化する状況を訓練者に知らせる従来の状況付与型をベースに、昨年から職員自らが必要と思われる情報を集める「情報取得方式」も取り入れている。約700人が参加した。

 訓練は「日本海東縁部の佐渡島北方沖を震源とする海洋型地震が発生。地震の規模はマグニチュード7・8で、庄内地方の大半で震度5弱以上、最大で震度6弱を記録した」との想定で行われた。

 支庁4階講堂に設置された支部室では開始宣言と同時に、総合調整、管理、支援の各班に分かれた職員約100人が災害・被害状況の収集・整理・伝達、県本部との連絡調整、応援職員の派遣・受け入れ調整、交通施設の被害把握、緊急輸送路の確保、応急資機材の調達・運搬の手配などの訓練を繰り広げた。

 情報取得では、県本部や出先機関、市町の防災担当職員、被災地に派遣した連絡員らと電話、ファクス、電子メールなどあらゆる方法を駆使して収集。職員らは人命確保を最優先に本番さながらに訓練に臨んでいた。

情報取得を中心に図上防災訓練を繰り広げた
情報取得を中心に図上防災訓練を繰り広げた


2008年(平成20年) 9月10日(水)付紙面より

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「アツシ判官」を訪ね 自転車で日本一周 中神さん鶴岡で歴史調査

 北海道開拓ゆかりの地の歴史と文化を学びながら自転車で日本一周に挑戦している中神哲二さん(57)=札幌市在住=が8日、松本十郎を顕彰する会会長の山路勝信さん(93)=鶴岡市若葉町=を訪れ「アツシ判官」の郷土での評価などを調べた。

 中神さんは自衛隊を定年で退職した一昨年3月、自転車での日本一周の旅に出発。東北と北海道を残すだけとなった同年5月に戸沢村古口の国道47号で転倒して入院、断念を余儀なくされた。

 今年7月の再開を前に、単なる「一周」に物足りなさを感じ、北海道開拓に関係する史跡などを調べる「歴史の旅」に方向転換することを決めた。道内は回り終え、7日に鶴岡市に到着、東北の旅をスタートさせた。

 北海道開拓の基礎を築いた松本十郎の出身地である鶴岡市について事前に調べ、顕彰する会の山路会長にたどり着いた。8日に山路さん宅を訪れ、顕彰する会の活動や関連資料などを見せてもらい、「アツシ判官」の地元での評価、会の活動の様子などに耳を傾けた。

 中神さんは「高齢にもかかわらず、十郎の歴史を次の世代に引き継ぎたいという情熱を持ち、活動していることに驚いた」と感想を話し、山路さんは「一生懸命に歴史を勉強している。私のような年寄りの話に耳を傾けてもらえてうれしい。頑張ってほしい」とエールを送った。

 中神さんは、市立図書館や致道博物館、松ケ岡開墾場などを回り、9日に鶴岡市を離れ、新庄市へと向かった。その後は北上し、秋田県内では戊辰戦争関連の史跡などを訪ねることにしている。

十郎関連の資料を見ながら話をする中神さん(右)と山路さん
十郎関連の資料を見ながら話をする中神さん(右)と山路さん



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