2008年(平成20年) 9月19日(金)付紙面より
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三川町の横山小学校(坂本慶治校長、児童145人)で18日、小中連携事業が行われ、近くの三川中学校の教諭が6年生の音楽の授業を指導し、歌う楽しさを伝えた。
小・中学校教員の児童・生徒理解の充実と授業改善を図るとともに、小学校から中学への進学をスムーズに行うことを目的に、町内の教育関係者で組織する町教育研究所(所長・佐藤清子東郷小校長)が1999年度から毎年実施している。
町内の3つの小学校へ三川中の教諭が出向く形で、本年度は横山小を皮切りに10月に押切小、11月に東郷小で行う。
この日は、三川中の安達智明教諭が横山小を訪れ、6年生29人の音楽の授業を担当。卒業式で歌う予定という合唱曲「ウィズ・ユー・スマイル」を中心に授業を進めた。安達教諭は「曲名はどういう意味?」と児童たちに語りかけ、歌詞の意味を一つ一つ確認しながら息継ぎの入れ方などをアドバイス。子供たちはテンポ良く進む授業に集中して聞き入り、自分たちの歌を創り上げていた。
三川中の安達教諭の指導で歌う横山小の6年生
2008年(平成20年) 9月19日(金)付紙面より
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鶴岡市は、鶴岡地域で3カ所目となる自由来館型の児童館「西部児童館」(仮称)を朝暘第六小学校のグラウンドの一角に建設する。児童数が増加傾向にある市街地西部地区の住民が設置を強く要望していた施設で、10月に工事に入り来年4月の開所を目指す。西部児童館には、第六学区で2つ目の学童保育機能を持たせる放課後児童クラブと就学前幼児が集う幼児室も備える。
鶴岡地域には現在、中央児童館と大山児童館の2つの自由来館型児童館がある。このうち、中央児童館は以前、鶴岡アートフォーラムが建つ市街地の中心部にあったが、朝暘二小の移転改築に伴い、その跡地に移された。市街地の西部地区からは中央児童館が遠距離となったこともあり、子供たちの放課後の居場所確保を求める要望が以前から出されていた。
市は、西部地区に住宅地が拡大し、朝暘六小の児童数がここしばらくは増加する見通しとなっていることや、核家族化の傾向も強まっていることから、同地区への児童館設置を決めた。
新設する西部児童館は、朝暘六小グランドの南東角で鶴岡一中に面した場所に建設する。木造平屋一部2階建て、延べ床面積約450平方メートル。1階に放課後児童クラブ室、授乳室を備えた乳児室、静養室、遊戯室、事務室を設け、2階部分には子供たちの隠れ家的なロフトを備える。総事業費は約1億3000万円。施設の運営は指定管理者制度を導入する方針で、年内にも決める予定。
設置する放課後児童クラブについては、朝暘六小そばにある第六学区学童保育所「ゆりのき」の登録児童数が100人近くに上っているため、同学区内でもう一つの学童保育機能として位置付けて運営する方針。どのような受け入れ態勢とするかは、ゆりのきの運営委員会と今後調整することにしている。
朝暘六小グラウンドの一角に建設される西部児童館の完成予想図