2009年(平成21年) 4月10日(金)付紙面より
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「春の交通安全県民運動」(15日まで)の一環として「新入学児童交通安全指導」が9日、酒田市の宮野浦小学校(佐藤茂穂校長)で開かれた。同市交通安全母の会役員らが同校昇降口前に立ち、初登校の1年生に交通安全グッズなどを配布した。
この安全指導は、庄内地方交通安全対策協議会(会長・斎藤亮一県庄内総合支庁長)が、庄内地方各地の交通安全母の会、交通安全協会とともに新1年生の交通安全を目的に実施している。
同校の入学式に合わせて行われ、同協議会や同母の会、酒田地区交通安全協会、酒田署、同市から関係者約20人が参加。庄内総合支庁地域支援課の荻原淳県民生活主査が「庄内地方では現在、交通死亡事故の発生が少ない。この流れを続けていくためにも子供たちに対し交通安全を呼び掛けていこう」とあいさつした後、昇降口前で配布作業を開始した。
保護者に手を引かれ次々と登校してくる新1年生に対し、参加者は「入学おめでとう」と声を掛けながら文房具や「五十音表」、反射材と一緒に、▽道路を渡るときは必ずストップをする▽急な飛び出しはしない―などを呼び掛けるチラシを配布。新1年生たちは「ありがとうございます」と元気良く返事をし受け取っていた。
新1年生に交通安全グッズを手渡した
2009年(平成21年) 4月10日(金)付紙面より
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中小企業庁がまとめた「新・がんばる商店街77選」に、庄内地域から鶴岡山王商店街が選ばれた。商店街活性化に向けたモデル事例として選定されたもので、地域に密着して展開している「山王ナイトバザール」の取り組みなどが高く評価された。
全国各地の商店街で実践されているユニークな取り組みを選定し、全国的な普及・展開を図るもので、2006年に続く第2弾。庄内からは前回、酒田市の中通り商店街が選ばれた。今回は、社会的弱者や環境への配慮、安全・安心な商店街づくり、地域の魅力を発信する取り組み、地域住民と連携したまちづくりを選定のポイントにし、アイデアと工夫を凝らしながら頑張っている商店街を選んだ。県内ではほかに、長井市の本町大通り商店街が選定された。
鶴岡山王商店街の「山王ナイトバザール」は毎年5月から10月までの第3土曜日に開催。地元の名産品の直売、有志によるフリーマーケット、スタンプラリーやゲームなど多彩な取り組みが行われ、市内だけでなく県内外からも人を集めている。さらに、より美しく、住みよいまちづくりを掲げた「山王まちづくり憲章」を作り、「山王まちづくり協定書」を策定するなど意欲的に活動していることも評価された。
がんばる商店街の選定に、鶴岡山王商店街振興組合の三浦新理事長は「地域と密着し、地域をより良くしようと頑張っている商店街として評価を受け、とてもうれしく思う。山王通りの改良事業などハード面を含めた山王商店街の再生事業がこれから本格化する。今回の選定は、その取り組みの後押しにもなる」と話している。
「がんばる商店街」に選ばれた山王商店街。地域密着のナイトバザールの取り組みが評価された