2009年(平成21年) 5月12日(火)付紙面より
ツイート
鶴岡東高校(齋藤哲校長)の吹奏楽部(佐藤菜摘部長、部員50人)は11日、鶴岡市大西町のみどり幼稚園(渡部靖園長)の年長園児90人を同校に招待し、楽しい演奏を披露した。
情操教育の一環で園児に生演奏の音楽を聴かせたいと、同園が同じ学校法人齋藤学園が経営する鶴東高の吹奏楽部に依頼。5年ほど前から吹奏楽部が園児を招待する形で毎年行っている。
体育館で行われた演奏会は「千の風になって」で幕開け。「歌えバンバン」「君からもらった宝物」「きっとできる」といった園児たちも知っている楽しい曲のメドレー、「朝ごはんマーチ」などを次々に披露。白いブレザーに蝶ネクタイ姿の吹奏学部の生徒たちは、40人を超える大編成で迫力のある音を体育館いっぱいに響かせた。園児らは1曲終わるたびに大きな拍手を送っていた。
また、フルートやクラリネット、トランペットなど楽器の紹介も行われ、楽器によって異なる音色に園児たちは興味津々の様子だった。
園児たちに楽しい演奏を披露する鶴東高吹奏楽部
2009年(平成21年) 5月12日(火)付紙面より
ツイート
お母さんが「おいしい」って言ってくれたらうれしいな―。「母の日」の10日、酒田市中町の市交流ひろばで親子料理教室「パパと作ろう! 母の日クッキング」が開かれ、父子がお母さんへの感謝を込めた手作り料理に挑戦した=写真。
酒田市が父と子の触れ合いや友達づくりなどを目的に「おとうさんといっしょ」として、一昨年7月に続いて開いた。
今回は「お母さんに感謝を込めて料理をプレゼント」がテーマで、5組12人の父子が参加した。講師は同市下安町の有機野菜レストラン「シェディオーク」のオーナーシェフ・五十嵐英樹さん。
遊佐町産の野菜を使った「春やさいのかんたんグラタン」と「いちごのババロア」の2品を作った。参加者は2グループに分かれ、野菜を下ごしらえしたり、ホワイトソース作りを分担して作業を進めた。
小野愛莉さん(10)=亀城小4年=、希穂さん(7)=同2年=の姉妹は「うまくできた。お母さんから『おいしい』と言ってもらえたらうれしい」、遠田茉央さん(9)=八幡小4年=、茉由さん(8)=同3年=の姉妹は「またお母さんのために料理を作りたい」と笑顔で話していた。
料理の間、各家族のお母さんは“自由時間”となり、買い物や友人とのお茶などを楽しんだ。料理が完成する正午ごろに会場を再び訪れ、お父さんや子供たちに「頑張ったね」と声を掛けていた。