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2010年(平成22年) 2月23日(火)付紙面より

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成果を披露交流演奏も 鶴岡ジュニアオーケストラコンサート

 鶴岡市内の小中学生で構成する鶴岡ジュニアオーケストラのコンサートが21日、市中央公民館ホールで開かれ、メンバーたちが練習の成果を披露した。

 鶴岡ジュニアオーケストラは、音楽活動を通して児童生徒の交流と健全育成を図るとともに、「音楽の街鶴岡」のレベル向上を目的に、2003年に社会教育団体として設立された。現在は児童生徒62人、指導者44人の計106人が所属。仙台市で先月30日に行われた第23回東北小学校バンドフェスティバルに社会教育団体としては県内初の推薦団体として出場するなど、レベルの高さが評価されている。

 コンサートは毎年開き7回目。今回はジュニアオーケストラと鶴岡フィルハーモニー管弦楽団、おんがくハウスバイオリン・フルートコース、SAGAEバイオリン教室、鶴岡南高校吹奏楽研究会フルートアンサンブルの5団体が出演した。

 3部構成のステージで第1部はジュニアオーケストラの単独演奏。ベートーベンの「ピアノソナタ『悲愴』より」で幕開けし、アンジェラ・アキの「手紙」、アニメ映画の主題歌でも有名な「ルージュの伝言」などなじみ深い計5曲を披露した。第2部は各参加団体との交流演奏、第3部は鶴岡フィルなどがクラシックを中心に演奏した。子供から大人までそれぞれが奏でる曲の数々に会場を埋めた聴衆は静かに耳を傾け、1曲終わるたびに惜しみない拍手を送っていた。

息の合った演奏を披露し詰めかけた聴衆から拍手を浴びた
息の合った演奏を披露し詰めかけた聴衆から拍手を浴びた


2010年(平成22年) 2月23日(火)付紙面より

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アイデアと技術競う 児童・生徒ロボコン挑戦

 「中村ものづくり塾ロボットコンテスト」が20日、酒田市総合文化センターで開かれ、市内の児童・生徒たちが自ら製作したロボットを使った3種の競技で熱戦を繰り広げた。

 同市名誉市民で東北エプソン名誉相談役の中村恒也さん(長野県諏訪市)から贈られた寄付金5000万円で市が2004年8月、「中村ものづくり基金」を創設。市教育委員会は基金を活用した「中村ものづくり事業」の一環として05年から毎年、同市の小学5年生から中学2年までを対象に同塾を開いている。

 5年目となった本年度は42人が参加。「ロボット製作コース」「もののしくみコース」の2コースに分かれ、それぞれ学習を深めてきた。ロボットコンテストは「ロボット製作コース」21人の成果発表の場として昨年に引き続き市教委が企画した。

 競技は、指定されたコースを走らせる「木炭電池自動車の部」「ライントレースカーの部」、自作ロボットを操りピンポン玉を自陣に入れる「3モーターリモコンロボットの部」の3種。

 このうち「リモコンロボットの部」では、基本部品は同じものの、ピンポン玉をすくうバケット部分の大きさや形状を工夫したり、すばやく動くギア比に設定するなど、各自がアイデアを凝らしたロボット同士が対戦。会場には、応援に駆けつけた家族や仲間の「頑張れ」「惜しい」という声援が響き渡り、塾生たちは真剣な表情でロボットを操作していた。

 大会終了後には、塾生全員に修了証が贈られた。

アイデアあふれる自作ロボットで性能を競った
アイデアあふれる自作ロボットで性能を競った



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