2010年(平成22年) 4月2日(金)付紙面より
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鶴岡市あつみ温泉の「朝市」が1日、今シーズンの営業を開始した。海産物や漬物などの特産品がずらりと並び、女性たちの活気ある掛け声が久しぶりに温泉街に響いた。
同温泉の朝市は、江戸時代中期に「あば」と呼ばれる海岸部の女性たちが海産物を持ち寄り、道端で売ったのが始まりとされる。現在は、温泉街の中心部にある木造平屋建ての「長屋式店舗」で営業。今シーズンはあつみ温泉朝市組合(富樫富男組合長)の15店舗が出店する。
初日は冷たい風が吹き、時折雨がぱらつくあいにくの天候となったが、宿泊客や地元住民などが足を運び、店頭に並んだ温海地域特産の赤かぶ漬けやイカや昆布などの乾物、つきたてのとちもち、温泉まんじゅうなどを試食したり、気に入った品物を買い求めたりするなどしていた。
朝市は12月5日まで連日、午前5時から同8時半まで営業している。