2010年(平成22年) 5月18日(火)付紙面より
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さわやかな青空が広がった16日、庄内地方各地で「環水平アーク」と呼ばれる大気現象が見られた。
大気中の氷晶に太陽の光が屈折し、ほぼ水平に伸びる虹のように見えるもので、山形地方気象台によると、出現には上空に氷の結晶で構成される巻層雲(うす雲)があり、太陽の高度が一定以上にあるなどの条件が必要。この日はそうした条件がぴったり重なり、県内各地から観測の報告や現象への問い合わせがあったという。
酒田市内では午前10時すぎから、南東の方角に1時間余り出現。市民らは、天空を華やかに彩る自然からの贈り物に、感嘆の声を上げていた。