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2010年(平成22年) 10月5日(火)付紙面より

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食の都に「貴婦人」 ポスト新潟DC事業でSL運行

 「貴婦人」の愛称で知られる蒸気機関車・C57が2、3の両日、JR羽越本線村上―酒田駅間で運行した。初日の終着駅となったJR酒田駅では、酒田舞娘(まいこ)が華麗な舞を披露するなどし、乗客約450人をもてなした。

 昨年10月から3カ月間にわたり繰り広げられた、庄内地域と新潟県を対象とした大型観光キャンペーン「新潟デスティネーションキャンペーン」の後継事業として、庄内観光コンベンション協会やJR東日本新潟支社などが「ごっつぉだの もっけだの 食の都庄内」と銘打ち12月まで開催するキャンペーンの一環で運行された。

 昨年のキャンペーン同様、「SLうまさぎっしり庄内号」と名付けられたC57は2日が下り、3日が上り。2日午後4時半ごろ、黒煙をはきながら「貴婦人」が酒田駅に到着。セレモニーでは阿部寿一酒田市長が「庄内にはおいしいものがたくさんあるので、いっぱい味わって」などとあいさつ、時田博機遊佐、原田眞樹庄内両町長らとともにくす玉を割り歓迎。ホームに降り立った乗客に対しヨーグルトや地酒が振る舞われたほか、酒田舞娘による舞の披露、酒田ばやし保存会メンバーによる演奏が行われた。

 一方、同駅のホームや周辺には、「貴婦人」をひと目見ようという家族連れやSLファンらが大勢訪れ、盛んにカメラのシャッターを切っていた。

 同日はこのほか、あつみ温泉、鶴岡両駅でも到着に合わせ海鮮汁や月山ワインなどの振る舞いが行われた。3日は午前11時に酒田駅を出発、余目、鶴岡、あつみ温泉の各駅などを経由し午後3時すぎに村上駅に到着した。

観光キャンペーンのオープニングイベントとして酒田駅に到着したC57=2日夕
観光キャンペーンのオープニングイベントとして酒田駅に到着したC57=2日夕


2010年(平成22年) 10月5日(火)付紙面より

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「冬の使者」飛来

 日本一の白鳥飛来地となっている酒田市の最上川スワンパークで3日朝、冬の使者・白鳥の第一陣が確認された。過去40年間で最も早かった昨シーズンより2日遅い第一陣の飛来。

 同市白鳥を愛する会の池田昭三会長が同日午前6時半ごろ、スワンパーク内の中州上流部で21羽を確認。その後も夕方にかけ次々と飛来してきた。

 スワンパークでは昨シーズン、9700羽の白鳥が越冬し14年連続で飛来数日本一となった。池田会長は「08年、09年と2カ年続けて餌付けを自粛したので、来てくれるか心配だった。来てくれてまずはほっとしている。うれしい」と話していた。

 池田会長によると、スワンパーク内に立ち入り禁止区域を設定するかどうかなど今シーズンの対応については今後、市と協議する予定という。白鳥の飛来は12月中旬まで続く。

中州上流部で羽を休める白鳥たち=3日朝
中州上流部で羽を休める白鳥たち=3日朝



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