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2010年(平成22年) 10月15日(金)付紙面より

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県特別支援学校PTA連合会研修大会 鶴岡市大山出身ジャズチェリスト 吉川さんが演奏交えて講演

 県特別支援学校PTA連合会(会長・土田幸一鶴岡養護学校PTA会長)の研修大会が14日、鶴岡市の県立鶴岡養護学校で開かれた。自ら聴覚障害を持つ同市大山出身のチェロ奏者、吉川よしひろさんが講演で「誰でもその人なりの大輪の花を咲かせることができる」と訴えた。

 県内12の特別支援学校のPTAで組織し、毎年各地の回り持ちで研修会を開いている。34回目の今回は「共に生きる明るい21世紀をめざして」をテーマに開かれ、約270人が参加した。

 日本でただ1人のジャズチェリストとして活躍する吉川さんは、「学校・施設訪問で学ばせていただいたこと」と題して講演。上京して音楽を学んでいたとき、生まれながらにして左耳の聴覚がなかったことが分かり、周囲から「あいつとは音楽にならない」などといじめを受けたという。しかし、その逆境をばねに自らの音楽世界を築き上げたことを紹介し、「障害を持つことは逆にチャンス」と語った。

 そして、「生かされているということは、自分の中に、ある才能を持っているということ。誰でも必ず可能性を引き出せる。自分らしく生き、その人なりの大輪の花を咲かせることができると信じている。あきらめないで。一つのことでいい。いつか必ず通じる」と訴えた。

 語りの合間には、チェロの弦を指で弾くピチカート奏法など独自の演奏スタイルで「アメージング・グレース」「パッヘルベルのカノン」、映画「おくりびと」のテーマなどを演奏。美しい音色と思いのこもった演奏に、涙をぬぐう人もいた。

 そのほか、分科会では「子育て・思春期支援」「福祉生活支援」を各テーマに障害児を家庭や学校、地域で支えていく上での課題などを探った。

 講演に先立つ開会式の席上では、PTA活動に尽力した原田泰浩・酒田聾学校前PTA会長、秋山秀武・鶴岡高等養護学校前PTA会長の庄内関係2人を含む7人が、土田会長から感謝状を贈られた。

チェロ演奏を交えて講演した吉川さん
チェロ演奏を交えて講演した吉川さん


2010年(平成22年) 10月15日(金)付紙面より

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「つや姫」絶賛 JA庄内みどり新米試食会

 庄内みどり農協(本所・酒田市曙町一丁目、阿部茂昭組合長)が主催した新米試食会が13日、農協本所会議室で開かれ、酒田、遊佐両市町の飲食店や行政の関係者らが本年産庄内米を食べ比べた。

 売れる米づくりの参考にしようと、同農協が毎年新米が出回る時期に開催している。食べ比べたのは「つや姫」「はえぬき」「ひとめぼれ」「ササニシキ」の4種の新米。

 この日は日ごろから庄内米を使用している飲食店や小売店などから関係者ら約50人が参加。はじめに阿部組合長が「春先の異常低温、初夏からの異常高温と気温に振り回された一年で、米だけでなくあらゆる作物に影響が出た。そんな中、『つや姫』は収量もまずまず、1等米比率も100%と孤軍奮闘。『つや姫』はこれからの山形の稲作を引っ張っていくに違いない」と今シーズンの稲作を振り返った上で、「今後も消費拡大に協力をお願いしたい」と述べた。

 東北農政局山形農政事務所地域第一課の後藤勝彦課長のあいさつに続き、県庄内総合支庁酒田農業技術普及課の安藤明子課長が「収量は並―やや低めと推測。出穂後の高温で1等米比率の低下が懸念される」などと本年産米の生育・作柄状況を説明した。

 引き続き参加者は皿に盛られた新米のにおいをかいだり、はしで粘り具合を確かめたりし真剣な表情で試食。参加者らは「つや姫は圧倒的に他を引き離している」「つや姫は評判通り。香り、味、つやすべてが一番」「久しぶりにササニシキを食べたが、心に引っ掛かる味という感じ」「どの米もレベルが高く、甲乙つけがたい」などと話しながら、新米を次々と口に運んでいた。

本年産庄内米を食べ比べる参加者たち
本年産庄内米を食べ比べる参加者たち



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