2010年(平成22年) 1月4日(月)付紙面より
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酒田市の最上川スワンパークで、足にルアーが引っ掛かったオオハクチョウの成鳥1羽が見つかった。大みそかに県鳥獣保護員が捕獲を試みたが、警戒心が強く失敗。ルアーを付けたまま年越しした。同市白鳥を愛する会の池田昭三会長は「早く取り外してやりたい」と話している。
池田会長によると、30日午前10時半ごろ、最上川に架かる出羽大橋の下流約100メートルの川面で、観察していた市民が左足に長さ約10センチのルアーが引っ掛かっている白鳥を発見。愛する会は、県鳥獣保護員を務める阿部一彦さん(70)=酒田市広岡新田=に連絡した。
翌31日午前、この白鳥はスワンパーク近くの通称・白鳥島の西端付近におり、阿部さんがたも網で捕獲を試みたが、中州に向け飛び立ってしまい失敗。その後は一時見失っていた。
年が明け3日午前は群れから離れ再び白鳥島に。阿部さんや県庄内総合支庁の担当者が捕獲に向けて協議したが、強風のため断念。「風が弱ければ飛び立つためにある程度、助走が必要だが、強いため助走なしでも浮かび上がることができる。このような状態では近づいただけで飛び立ち、捕獲は無理」(阿部さん)という。
阿部さんは「1日も早く、1時間でも早く取り外してやりたいのだが…。様子を見守るしかない」と話し、風が収まるのを待って4日以降に再び捕獲に乗り出す方針。池田会長は「スワンパーク一帯にはルアーがかなり落ちている。いずれも上流部から流れてきたものとみられる。第2、第3の被害が起きなければいいが…」と話していた。
2010年(平成22年) 1月4日(月)付紙面より
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県内の酒造メーカーやそば・ラーメン店が参加しての冬の観光キャンペーン「酒蔵めぐり・麺(めん)めぐり」スタンプラリーがスタートした。2月末まで2カ月間にわたり、県内の酒蔵22カ所、そば・ラーメン店433店舗が参加して繰り広げられている。庄内地域では酒造メーカー6社と麺類店60店が参加している。
やまがた観光キャンペーン推進協議会が、県酒造組合と県麺類飲食生活衛生同業組合とともに企画。本県の食文化を代表し地域ごとに味わいや個性が際立つ日本酒やそば・ラーメンにスポットを当て、冬期間の観光誘客と県内の流動促進を図ることを狙いとしている。
県内の酒蔵と麺類店を巡り、参加メーカー・店舗を2カ所ずつ計4カ所を巡って専用はがきにスタンプを押印してもらい応募する。抽選で「酒賞」(地酒720ミリリットル1本)、「麺賞」(参加店共通利用券2000円分)、「米賞」(「つや姫」2キロ入り1袋)を1、2月の各月に10人ずつ、2カ月で計60人にプレゼントする。
また、各賞に外れた応募者を対象とした再抽選もあり、地酒(720ミリリットル1本)とつや姫(2キロ入り1袋)のセットを10人にプレゼントする。
応募はがき付きのパンフレットは参加メーカー・店舗に備えてある。応募の締め切りは2月28日(当日消印有効)。
参加メーカー・店舗の詳細情報については、インターネットから酒造メーカーは「吟醸王国やまがた」、麺類店は「山形麺許皆伝」で検索すると、それぞれのホームページにアクセスできる。酒造メーカーを訪ねる場合は新酒の仕込み時期に入っているため、事前の予約が必要。問い合わせは、県観光振興課内やまがた観光キャンペーン推進協議会=電023(630)2373=へ。