2010年(平成22年) 3月20日(土)付紙面より
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鶴岡市神明町の春日神社(斎藤元宮司)の獅子舞の氏子巡りが18日、始まり、各氏子宅の軒先で獅子舞が奉納された。
同神社の獅子舞は、市内で唯一の女獅子と知られ、優雅な舞が特徴とされる。毎年3月27日までの10日わたり周辺の氏子約600軒を回っている。
初日の18日は午前8時すぎに市中心部の家中新町からスタート。前日に降った雪が残る肌寒い天候の中、笛と太鼓の音色に合わせて軽快に舞う獅子の姿に、道行く人も足を止めて見入っていた。舞が終わると家人が獅子に頭をかんでもらい、今年1年の無病息災や家内安全を祈っていた。
2010年(平成22年) 3月20日(土)付紙面より
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消防団OBに初期消火活動などに協力してもらう「鶴岡市消防団活動協力員」の登録証交付式が19日、同市役所で行われ、榎本政規市長から交付証が手渡された。
鶴岡市消防団の団員数は3316人(昨年4月現在)。団員の8割強がサラリーマン団員となっており、特に平日、日中に発生する災害時に消防団活動を円滑に行うことが困難になっている。
このため、同市は地域の防火態勢をより強化し、安全なまちづくりを推進するため、本年度当初に「鶴岡市消防団活動協力員制度」を制定。消防団OBに協力を依頼し、災害発生時の支援活動を行ってもらうことにした。今回は70歳までの消防団OB237人が活動協力員として登録した。
この日の交付式には各地域の活動協力員の代表9人や市消防本部などの関係者約30人が出席。榎本市長が活動協力員の代表一人一人に交付証とヘルメット、ベストを手渡し、「消防団員がサラリーマン化しており、有事の際の活動が困難な状態となっている。自分ができる範囲の中で、市民の安全、安心を守るため協力していただきたい」と呼び掛けた。交付を受けた長谷川清(66)=同市水沢=は「40代のころまで消防団に在籍していた。また消防活動をすることは夢にも思わなかったが、少しでも地域の安全を守るため力を貸したい」と意気込みを語った。