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2010年(平成22年) 4月15日(木)付紙面より

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清潔感、笑顔も商品 荘銀総研セミナー

 荘銀総合研究所主催の新入社員セミナーが14日、鶴岡市美咲町の鶴岡地域職業訓練センターで開かれ、庄内地区の企業の新入社員らがビジネスマナーや相手に好感を与えるコミュニケーションについて学んだ。

 新入社員の早期戦力化を図ってもらおうと、荘内銀行グループの取引企業や一般企業などを対象に毎年県内5カ所で開いており、庄内地区では鶴岡、酒田で実施。荘内銀行お客さま相談室サブマネージャー・接遇インストラクターの須佐恵美さんが講師を務め、鶴岡会場には17社から今月入社したばかりの新人や入社数年の先輩社員など34人が参加した。

 須佐さんは「役立つ!身につく!マナーエッセンス活用術」のテーマで、参加者同士がコミュニケーションを取り合い、発表し合う体験型のセミナーを進めた。2人1組の自己紹介では、相手が話す内容を聞き役がメモし、相手がどんな人かを後で発表するなど、プレゼンテーション体験と組み合わせて行った。

 また、第一印象について須佐さんは「おしゃれと身だしなみは違う。人はまず外見で判断されるのが現実で、老若男女に好感を持たれる清潔感のある身だしなみが大切」と説明。また、割りばしを横にくわえて話しかけやすい笑顔を作る訓練なども行い、「笑顔も商品であり、仕事の一つだと考えてほしい」と語った。

相手に与える第一印象の磨き方などを学んだ
相手に与える第一印象の磨き方などを学んだ


2010年(平成22年) 4月15日(木)付紙面より

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鶴岡市西郷地区農林活性化センター 砂丘地で体験・交流

 鶴岡市が本年度、同市下川の旧西郷中学校跡地に新たに整備する「鶴岡市西郷地区農林活性化センター」(仮称)の実施設計がまとまった。砂丘地農業や砂防林など西郷地区特有の資源を生かし、地区の歴史と文化、自然を学び体験する地域間交流の拠点として整備し、同地区のコミュニティセンター機能を併設する。7月ごろに着工し、来年4月の開所を目指す。

 西郷地区は庄内浜を含む同市の北西部にあり酒田市、三川町と接する。先人たちが築いたクロマツの砂防林と鶴岡特産のメロン栽培をはじめとする砂丘地農業、多様な動植物をはぐくむ西茨湿地など固有の資源を有する。砂丘からの激しい飛砂を防ぐクロマツ林が江戸時代から人の手で植えられ、基幹とする農業と人々の暮らしを守ってきた歴史がある。

 同市は、こうした歴史や自然を生かし、修学旅行の受け入れ、農業体験、環境ボランティア活動、メロンをシンボルにしたイベントなどを展開して地域の魅力や価値を広く発信することを狙い、活性化センター整備を計画した。

 活性化センターは、旧西郷中の校舎と体育館を解体した跡地に建設する。計画では、木造・一部鉄筋コンクリート平屋建て、床面積約1200平方メートル。土台部分を除いた木材は、すべて鶴岡産のスギを使い、在来工法で建築する。地域の歴史資料を備えて体験活動や地域間交流に活用する学習室、地域の歴史や文化、産業などの講習に利用する講座室を設けるのが特徴。ステージ付きでホールとして利用できる大研修室、会議室、調理実習室、事務室などのコミセン機能も備える。

 自然エネルギーを有効活用した施設を目指し、木質ペレット燃料でボイラーを稼働させる冷暖房システムを導入するほか、エコキュートの省エネ給湯、雨水を貯水しトイレ洗浄や植栽への散水などに活用する節水システムを施す。概算の総事業費は5億4000万円で、農林水産省の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金事業で2分の1の補助を受ける。

 西郷地区の地域づくりの拠点として整備する活性化センターについて、市農山漁村振興課は「西郷地区の各公民館などに保管してある砂丘地開発や植林、農業に関する資料を集約し、さまざまな交流体験事業の展開と併せて西郷を肌で感じてもらう施設にしていく」と話している。

固有の資源を活用し地域間交流の拠点となる西郷地区農林活性化センターの完成予想図
固有の資源を活用し地域間交流の拠点となる西郷地区農林活性化センターの完成予想図



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