2010年(平成22年) 5月9日(日)付紙面より
ツイート
「母の日」(9日)を前に、庄内地方の各生花店は、母へ日ごろの感謝を込めて贈るカーネーションなどのフラワーアレンジメント作りに追われている。
鶴岡市東原町の生花店「花蔵」(三浦淳志店長、みうら生花店支店)では8日、朝からアレンジメント作りで大忙し。花の色を保つため作業は「母の日」の前日に集中、夜までかかるという。
三浦店長によると、今年の売れ筋は2000―3000円台のカーネーションとバラの組み合わせで、色合いは赤とピンクが人気。近年はカーネーションにこだわらず、バラやヒマワリ、ランなど好みの花を贈る人も増えたという。三浦店長は「お客さまに喜んでもらうため、花をもらう方のイメージを思い浮かべながらアレンジメントを作るようにしている」と話していた。
2010年(平成22年) 5月9日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区の注連寺(佐藤弘明住職)で、境内にある「七五三掛桜」が見ごろを迎え、同寺を訪れた参拝客らの目を楽しませている。
七五三掛桜は、樹齢約200年のカスミザクラ。根回り4・9メートル、幹回り3・3メートル、高さ15メートルで、初めは白っぽい花を咲かせ、満開になると徐々にピンク色に変わっていく。毎年、県内外から多くの行楽客や参拝客が訪れている。
今年は、4月に低温の天候が続いた影響で、昨年よりも5日遅い今月5日ごろに開花。8日には、ほぼ満開となり午前中から大勢の家族連れが訪れ、咲き誇る桜の木の下で記念撮影したり、空いっぱいに広がる桜を見上げていた。
同寺では「昨年に発生した地滑り災害の影響で参拝客が減少するのが心配されたが、今年は県内外から多くの方が訪れている。桜は天候にもよるが、もう1週間は見ることができると思う」と話していた。