2010年(平成22年) 9月22日(水)付紙面より
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庄内地方のプロレスファンでつくる「プロレス愛志隊」(鈴木淳一代表)主催の「プロレスラーに学ぶ体力作り教室」が19日、三川町民体育館で開かれた。庄内各地の小中学生が参加し、プロレス流腕立て伏せや前回り受け身などを学んだ。
プロレス愛志隊は1997年に発足。2006年月に全国でも珍しい「ファン団体によるプロレス興行」を酒田市で初めて開催した。以来、試合を観戦しながら料理を楽しむ「ホテルdeプロレス」を鶴岡市や酒田市で開くなど活動している。
体力作り教室は、東北地方を中心に活動する「みちのくプロレス」の庄内チャリティー大会に合わせ、地域貢献事業として企画された。この日は庄内一円の小中学生合わせて約35人が参加。準備体操の後、小学生低学年、高学年、6年生と中学生の3グループに分かれ、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケ社長をはじめ8人のレスラーから指導を受けた。
練習内容は、足腰を鍛えるヒンズースクワット、大きく足を開いた状態から体を深く沈ませる「プロレス式腕立て伏せ」、リングの上での前転や後転、前回り受け身など。子供たちはレスラーから「上手、上手」「ゆっくりで良いから体の動きを確かめて」と指導を受けながら、体の鍛え方を学んでいた。
鶴岡市立朝暘四小3年の富樫美咲さん(8)は「レスラーの人たちはみんな優しくて、とても楽しかった。また参加してみたい」と話していた。
教室の後、試合が行われ、1対1のシングルマッチ3試合と、3対3の6人タッグマッチ1試合が繰り広げられた。笑いあり、場外乱闘ありの戦いに会場は大盛り上がりとなっていた。また、鶴岡市常盤木のグループホーム「ママ家」の利用者15人が特別招待を受けて試合を観戦。迫力ある戦いに目を丸くしていた。
2010年(平成22年) 9月22日(水)付紙面より
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鶴岡商工会議所女性会(松森きよ子会長、会員42人)は、会員たちが鶴岡市馬場町の物産大店でがんす前で、観光客にお茶をサービスする「おもてなし事業」を展開している。
庄内映画村オープンセットや市立藤沢周平記念館の開館などで鶴岡への観光客が増える中、ほっと一息入れる憩いの場を提供するとともに、おもてなしの心を形にし一人でも多くの人に鶴岡ファンになってもらおうと、本年度初めて企画。6月から10月まで月1、2回の計9回、土曜日に会員が2、3人ずつ交代で出ている。
18日は7回目。午後からは会員2人と商議所の担当者1人の3人が、でがんすへの来店者らに「こんにちは。冷たいお茶いかがですか」と明るい笑顔で話し掛け、お茶を振る舞った。観光客は「ありがとう」とうれしそうに受け取った。お茶を飲みながら、食事する場所や鶴岡の見どころの観光スポットを尋ねる人もいて、会員たちは丁寧に応じていた。
これまで多い日は100人ほどにお茶を提供してきた。商議所の担当者によると、高速道路無料化の影響もあってか、予想以上に県外客が多く、特に、藤沢周平記念館を目的に来ている年配者が多いという。会員の一人は「今日は3連休初日ということもあって、これまでになく団体客や家族連れが多い。おもてなしの心を伝えていきたい」と話していた。来月9日と23日にも実施する。