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荘内日報ニュース


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2010年(平成22年) 9月24日(金)付紙面より

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立谷沢川の流木で木炭商品 「清流からの贈り物」販売

 庄内町のまちづくり会社・イグゼあまるめ(佐藤一良社長)は、同町の立谷沢川の流木から作った木炭を「脱臭用」と「燃料用」の2種類で商品化し、販売を開始した。木炭の袋詰め作業などは同町余目の障害者多機能型施設「ひまわり園」(佐藤幸基園長)の利用者が担当し、売り上げの一部は利用者の工賃となるなど、障害者の自立支援と社会参加を促進する商品として期待が寄せられている。

 この木炭は、立谷沢川流域で堤防工事などを行う建設業者でつくる立谷沢川流域工事安全対策協議会(会長・佐藤邦夫佐藤建設社長)が、流木や間伐材を利用して作ったもの。これまで、立川地域の祭りなどイベントで使用されており、さらに有効活用を図ろうと今年7月ごろからイグゼあまるめと検討を重ねていた。

 その中で、同社が地元の資源の有効活用と同時に地域施設の活性化を図ろうと、ひまわり園に協力を依頼した。商品名を「清流からの贈り物」とし、脱臭用(1袋100円)と燃料用(3キロ300円)の2種類で販売することが決まった。売り上げの8割が同園に入り、諸経費以外が利用者の工賃となる。

 木炭は同協議会が無償で提供し、ひまわり園の4人の利用者が水洗いした後、天日干し。さらに専用の袋に木炭を詰めている。商品のイメージキャラクター「隅におけない『スミス』さん」も利用者がデザインした。

 今月12日に同町小出新田で開かれた「小出沼親水広場まつり」で脱臭用40個、燃料用10セットを販売したところ完売。燃料用の炭を使った人からは「火が付きやすい」「火のはねが少なく使いやすい」と好評を得たという。また、ひまわり園の職員が販売前に自宅の靴箱などで脱臭用を試したところ、効果が高いことを確認した。

 イグゼあまるめでは「建設業者の皆さんがボランティアで作った木炭を、ひまわり園の皆さんが心を込めて袋詰めした温かな商品。広く町内外にPRしたい」と話している。

 「清流からの贈り物」は、JR余目駅構内の「あまるめホッとホーム」とひまわり園で販売している。問い合わせはイグゼあまるめ=電0234(42)3040=へ。

立谷沢川の流木を利用して作られた木炭「清流からの贈り物」(写真は脱臭用)
立谷沢川の流木を利用して作られた木炭「清流からの贈り物」(写真は脱臭用)


2010年(平成22年) 9月24日(金)付紙面より

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県外の司書教諭ら視察 図書館大改造の朝六小

 学校図書館の大改造を終えたばかりの鶴岡市立朝暘第六小学校(渡会晃校長、児童839人)に21日、山口県や京都市の司書教諭らが視察に訪れ、新たに図書館に設置された学習情報センターを使った6年生の調べ学習の様子などを見学した。

 視察に訪れたのは、全国学校図書館協議会理事で八洲学園大教授などを務める高鷲忠美さんをはじめ、山口県山陽小野田市と京都市の小中学校の司書教諭計4人。朝六小など市内の小中学校の図書館大改造にかかわってきた元学校司書の五十嵐絹子さんのコーディネートで、学校図書館の活用や調べ学習の実践などを学ぶのが目的。

 朝六小ではより学習に使いやすい図書館を目指し、昨年度から2年がかりで図書館大改造を実施。今夏、6年生と教職員が参加して図書の並べ替えなどを行い、文学などをそろえた読書センターと、図鑑などを配置した学習情報センターの2館体制へと移行した。

 この日ははじめに6年3組の社会科の授業を視察。授業では、明治維新をつくり上げた6人の人物について、児童それぞれがテーマを設定し調べ学習。子供たちは百科事典や、「20歴史」「21日本歴史」の分類が並ぶ書架から本を選び出し、参考になるページを読んで分かったことを次々に「調べカード」に記入していった。

 担任教諭の助言で、「無血開城」や「薩長同盟」など新しい言葉や疑問に出合った子供たちが、さらに深く調べを進めていく様子を興味深く視察。一行はその後、渡会校長と懇談。渡会校長は「図書館の大改造後、教職員の間から本の冊数を増やしてほしいという要望が出るようになった」などの変化を紹介。視察の司書教諭らは大改造の経緯などを聞きながら、現場に持ち帰るヒントを得ていた。

県外の司書教諭らが図書館大改造を終えた朝六小の授業風景を視察
県外の司書教諭らが図書館大改造を終えた朝六小の授業風景を視察



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