2011年(平成23年) 11月13日(日)付紙面より
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庄内地方の各地の神社で12日、着飾った子供たちが父母や祖父母らに連れられ、七五三参りをする光景が見られた。
鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)には、この日午前10時ごろからお参りの家族連れが三々五々訪れた。女の子は髪を結った着物姿、男の子は羽織はかま姿が目立ち、午前中は青空が広がる中、境内で千歳飴(ちとせあめ)を手に、記念の写真やビデオに納まっていた。
三川町横山出身で姉妹の及川亜衣子さん(31)=千葉県流山市=は長女の花音(かのん)ちゃん(6)、木野江衣子さん(26)=仙台市=は長男の柊哉(しゅうや)くん(4)を連れ、帰省しての七五三参り。実家の両親と共に計6人で同神社を訪れ、祈祷(きとう)を受けた。及川さん、木野さん姉妹は「実家の両親に誘われ、一緒にお参りすることになった。子供からは健康第一に元気で育ってくれることを願っています」と話し、姉妹の両親は孫2人の成長と晴れ着姿に目を細めていた。
2011年(平成23年) 11月13日(日)付紙面より
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鶴岡工業高校(佐藤平校長)の「鶴工ものづくり展」が12、13の2日間にわたり、三川町のイオン三川ショッピングセンターで開かれ、ロボット操作や工作の体験などを通じて、生徒たちがものづくりの楽しさを子供らに伝えている。
地域に開かれた工業高校として、ものづくりの魅力を発信しようと、毎年この時期に開き、今年で8回目。2日間にわたり、延べ約160人の生徒と約40人の教職員が訪れ、日ごろ取り組んでいる学習成果を披露する。
展示したのは、先月に寒河江市で開かれたコンテストに出場した電気電子システム科のロボットや、機械システム科が被災地で使うことを想定して製作したラジコン操作のカメラ付き探索車をはじめ、電気自動車、移動式茶室、新鶴岡駅舎の模型など。
このうち電気電子システム科のロボットは、ペットボトルをつかみ、的の網に向けて飛ばすもの。生徒たちの指導の下、来場した子供たちが次々に操作に挑戦し、ボトルが見事に網に納まると、「やったー」と歓声を上げていた。
八幡小6年の後藤陽馬君(12)は「特にカメラ付き探索車は階段を上ることができて、面白いと思った。将来は車のエンジンを作ったり、こういうものづくりの勉強をしてみたい」と話した。
機械システム科3年の後藤亮太さん(17)は「楽しんでもらえてうれしい。自分も高校に入っていろいろ体験して、興味が高まったので、小さいころから体験するのはいいことだと思う」と話した。
そのほか、木工のジグソーパズルやオリジナルキーホルダー、電線による人形作りの各体験コーナーなども人気を呼んでいた。13日は午前9時から午後4時半まで。