2011年(平成23年) 11月13日(日)付紙面より
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鶴岡工業高校(佐藤平校長)の「鶴工ものづくり展」が12、13の2日間にわたり、三川町のイオン三川ショッピングセンターで開かれ、ロボット操作や工作の体験などを通じて、生徒たちがものづくりの楽しさを子供らに伝えている。
地域に開かれた工業高校として、ものづくりの魅力を発信しようと、毎年この時期に開き、今年で8回目。2日間にわたり、延べ約160人の生徒と約40人の教職員が訪れ、日ごろ取り組んでいる学習成果を披露する。
展示したのは、先月に寒河江市で開かれたコンテストに出場した電気電子システム科のロボットや、機械システム科が被災地で使うことを想定して製作したラジコン操作のカメラ付き探索車をはじめ、電気自動車、移動式茶室、新鶴岡駅舎の模型など。
このうち電気電子システム科のロボットは、ペットボトルをつかみ、的の網に向けて飛ばすもの。生徒たちの指導の下、来場した子供たちが次々に操作に挑戦し、ボトルが見事に網に納まると、「やったー」と歓声を上げていた。
八幡小6年の後藤陽馬君(12)は「特にカメラ付き探索車は階段を上ることができて、面白いと思った。将来は車のエンジンを作ったり、こういうものづくりの勉強をしてみたい」と話した。
機械システム科3年の後藤亮太さん(17)は「楽しんでもらえてうれしい。自分も高校に入っていろいろ体験して、興味が高まったので、小さいころから体験するのはいいことだと思う」と話した。
そのほか、木工のジグソーパズルやオリジナルキーホルダー、電線による人形作りの各体験コーナーなども人気を呼んでいた。13日は午前9時から午後4時半まで。