2011年(平成23年) 11月27日(日)付紙面より
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羽黒高校(牧静雄校長)の専門科による「ものづくりラボ」が26、27の両日、三川町のイオン三川ショッピングセンターで開かれ、クリスマスにちなんだワイヤツリーやラジコンカーの操作体験などで子供たちの人気を集めた。
「ものづくり」の楽しさを体験してもらい、専門科の授業内容を広くPRしようと総合情報、機械システム、自動車システムの3科が合同で毎年この時期に開き5回目。
今回は、2日間で各科の1―3年生延べ約90人が参加。1階吹き抜けの2カ所に分かれ、ワイヤツリーや、ビーズなどでミニカーを装飾する「デコミニカー」、生徒オリジナルキャラクターのサンタとトナカイの起き上がり人形作り、ラジコンカーやホバークラフトの操縦体験、合成写真撮影など無料の体験コーナーを各種用意。買い物で訪れた子供たちが、サンタの帽子をかぶったお兄さん、お姉さんから教えてもらいながら好きな工作などを体験した。
このうちワイヤツリーは、針金を折り曲げて形作ったツリーを、磁石を重ねた電池の上に置くと磁界と電流の関係(フレミングの法則)でクルクルと回るもの。生徒たちがワイヤを切り分け、折り曲げる手順などを丁寧に教えた。
ワイヤツリーを作った酒田市立広野小3年の阿部柊吾君は「実験が大好き。自分で作ったツリーはうまく回らなかったけれど、お兄さんに手伝ってもらったらよく回った」と笑顔。機械システム科2年の遠藤秀幸君は「教えるのは難しいけれど、授業の面白さが伝われば」と話していた。