2011年(平成23年) 12月22日(木)付紙面より
ツイート
鶴岡市の大山保育園(高橋亨園長)の年長児たちが20日、書道の清書に挑戦した。園児たちの作品は年明けに大山コミュニティセンターなどで展示される。
同園では、情操教育の一環として、大山書道振興会(小林達夫会長)の協力を受け、2006年から毎年この時期に園児たちが習字に取り組んでいる。今回は年長園児60人が小林会長ら会員から指導を受け、今月7日から計3回にわたり、正座姿勢や筆の持ち方などの基本練習を重ねてきた。
20日は、これまで練習してきた文字「つり」の清書に挑戦。本番前に小林会長から「大きな魚を釣り上げるような気持ちで思いっきり書いてください」などとアドバイスを受けた後、園児たちは筆を持ち机の上の半紙に向き合った。真剣な表情で慎重に筆を運ぶ園児や、中には半紙いっぱいに豪快な文字を書き上げる子も。清書を終えた園児は「練習のときよりもうまく書けてうれしい」と笑顔を見せていた。