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荘内日報ニュース


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2011年(平成23年) 4月17日(日)付紙面より

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鶴岡から元気発信 桜まつり始まる

 第14回鶴岡桜まつり(鶴岡観光協会主催)が16日、鶴岡市の鶴岡公園内にある荘内神社で始まった。17日まで、お花見茶会、和菓子作りと絵ろうそくの絵付け体験などが行われる。東日本大震災を受け、同協会は今年の桜まつりを「鶴岡から元気を送る」と位置付けて実施。同公園に設置された花見ぼんぼりには協賛の企業名に加えて「がんばろう東北」「がんばろう日本」のメッセージも入れられた。花見ぼんぼりは15日夜に点灯が始まった。

 「日本桜の名所100選」に選ばれている同公園を広くPRしようと1998年から毎年開催している。同公園のソメイヨシノは枝先のつぼみが赤みを増し、開花が“秒読み”の段階となっているものの、この日はあいにくの雨のため、当初予定の同神社境内から参集殿内に会場を移して茶会などが行われた。

 近所の友人同士で茶会に参加した同市長者町の馬場国子さん(67)と石川生哺(おいほ)さん(70)は「鶴岡公園の桜まつりは毎年楽しみにしている年中行事。あいにくの雨だけど、つぼみが大きく膨らんだ桜を見てほっとした。大震災で気持ちが沈むが、何か心が明るくなった気分。桜まつりを自粛せずに開いてもらって良かった」と話し、桜や菜の花など季節の花をかたどって鶴岡菓子協同組合の職人が作った6種類の和菓子から好みのものを選んで味わい、抹茶でゆったりとしたひとときを過ごしていた。

 桜まつりは17日も開かれ、お花見茶会などのほか、地元のスイング・クレインズ・ジャズオーケストラによる東日本大震災の復興チャリティーライブ、平安時代初期から伝わる日本料理の伝統儀式「四条流包丁儀式」が行われる。

開花が間近となった桜を見ながら茶会を楽しんだ
開花が間近となった桜を見ながら茶会を楽しんだ


2011年(平成23年) 4月17日(日)付紙面より

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庄内映画村オープンセット 今期営業スタート

 鶴岡市羽黒町川代の庄内映画村オープンセットが16日、オープンした。東日本大震災の影響で先行きが見通せない中、宇生雅明社長は「庄内で一番の元気印になりたい」とあいさつ。まだ数メートルの雪が残る中、観光客が足を運び、大自然の中の異次元ワールドを楽しんだ。

 この日は午前9時から入場口前でオープンセレモニー。宇生社長は「大雪と東日本大震災の影響でオープン時期を悩んだが、今元気になれる人間が元気にならなければと思った。観光の先行きは全く見通せないが、庄内で一番の元気印になって東北から元気になっていきたい」とあいさつ。一番乗りとなった秋田県横手市の会社員、高橋大さん(27)とともにくす玉を割り、今期のオープンを祝った。

 酒田市に出張中で横手市在住の奥さんとともに訪れた高橋さんは「山形で有名な場所と紹介されて来た。セットが大掛かりで感動した」と話し、早速、周遊バスに乗り込んで映画「座頭市」が撮影された漁村エリアなどを見学していた。

 オープン3年目に入る今年は、従来の山手側から「山間集落」「宿場町」「漁村・農村」の3エリアに加え、大型連休までに今年1月に浅丘ルリ子さん主演の映画「デンデラ」が撮影された「姥捨(うばす)て山エリア」、エントランス周辺に2007年放送の大河ドラマ「風林火山」で使われた山梨県北杜市の風林火山館から大手門などを移築する「戦国大手門エリア」の2エリアを新たに整備し、公開する。初めての通年営業(4―11月)となった昨年は、約11万2000人が入場。今期の見通しについては「全く分からない」(宇生社長)としている。

 今期の営業を記念し、17日まで先着100人に振る舞い鍋を提供。また、今月22日までは積雪を考慮し通常一般1600円の入場料金を半額にサービス。村内周遊バスも28日まで無料(通常500円)となる。

 一方、同オープンセットでは、今月19日から時代劇映画の撮影、来月6日からはテレビドラマの撮影が予定されている。ロケの際は一部で見学できない場合がある。

庄内映画村オープンセットが今期の営業をスタート。初日はあいにくの雨模様となる中、県内外から観光客が訪れ、侍姿の案内ガイドの説明で施設内を巡った=16日午前
庄内映画村オープンセットが今期の営業をスタート。初日はあいにくの雨模様となる中、県内外から観光客が訪れ、侍姿の案内ガイドの説明で施設内を巡った=16日午前



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