2012年(平成24年) 10月30日(火)付紙面より
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「宝谷そば」で知られる鶴岡市宝谷地区で28日、「ふるさとむら宝谷まつり」が開かれた。新そばをテーマに全長100メートルの流しそばやそばの早食い競争など趣向を凝らしたイベントが催され、大勢の家族連れが詰め掛けた。
特産の「宝谷そば」を内外にPRするとともに、地域活性化や日頃からお世話になっているお客さんに感謝しようと、毎年この時期に地域住民らで組織するふるさとむら宝谷運営管理組合(森薫組合長)が実施している。
14回目の今回は、雨が降るあいにくの天候となったが、新そばを求める家族連れなどでにぎわった。目玉イベントの一つの流しそばは昨年に続き2回目の開催。地元住民が手作りした全長100メートルの「流しそば機」を使用し、参加無料でそば100人前が用意された。スタッフ役の地元住民たちが次々とそばを流すと家族と一緒に訪れた子供たちは「おいしい。最高ー」と満足した様子でそばをすすっていた。
このほか、新そばが1杯200円で提供され、訪れた人たちは心行くまで宝谷そばを堪能していた。
森組合長は「宝谷そばは香りと腰があり、とてもおいしいと評判を得ている。固定客が増えてきており、イベントを通して新規のファンを拡大できれば」と話していた。