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2012年(平成24年) 11月30日(金)付紙面より

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「気付いて行動すること」 公益大生が公益の“先生”

 酒田市の東北公益文科大学の3年生2人が28日、同市の浜田小学校(池田公夫校長)を訪れ、同校5年生50人を対象に「公益」に関する授業を行った。学生たちは、児童に対して「自分で気付いて行動することが公益につながる」と説いた。

 次代を担う子供たちから公益的視点を育んでもらうとともに、地域全体で公益活動を支援する土壌を醸成しようと、公益大地域共創センター(センター長・澤邉みさ子准教授)は、日本財団の助成を受け2010年度から3カ年、「小学生のための実践授業『公益学をはじめよう』の実施と公益コミュニティサポーターの養成」(通称・公益キッズプロジェクト)を展開。選択科目「公益社会演習」を履修する学生が“先生”となり、児童を対象に公益に関する授業を行っている。

 浜田小での開催は、一昨年、昨年に引き続き3回目。この日はいずれも公益大3年の片山俊希さん、継枝沙希さんの2人が浜田小を訪問し、「祭り会場に落ちていたごみ」をテーマに授業を進めた。

 片山さん、継枝さんは「公益とは、みんなにとって良いこと」と示し、落ちていたごみを▽拾った人▽拾わなかった人▽捨てた人―の3者の気持ちを児童たちに問い掛けた上で、「落ちているのに気付いても拾わなかったら公益ではない。拾うという行動が伴い、初めて公益となる。良いと思ったことに気付いたら行動してみて」と解説した。

 授業を受けた平野結斗君(11)は「公益について詳しくなった。行動できるよう頑張りたい」と感想。「リハーサルを繰り返した」という片山さんは「言いたいことは伝えられたと思う。今回の授業を通し、少しでも公益が根付いてくれたら」と話していた。

 同プロジェクト担当教員の一人、公益大の武田真理子准教授は「児童に伝えようと思ったら、分かりやすく工夫しなければいけない。学生にとっても公益の意味を深く理解したり、コミュニケーション能力を醸成する良い機会になっている」と語った。

児童たちを前に、公益大の学生が授業を展開
児童たちを前に、公益大の学生が授業を展開



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