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2012年(平成24年) 3月7日(水)付紙面より

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保護者が活動「英語で遊ぼう」好評 大宝幼稚園 体を動かしながら楽しく学ぶ

 鶴岡市の羽陽学園短期大学付属大宝幼稚園(竹屋哲弘園長、園児113人)で、保護者の1人が指導役となって園児たちから英語に親しんでもらう活動「英語で遊ぼう」が行われている。他の保護者からも「子供たちがとても楽しそうに学んでいる」と好評だ。

 指導役を担当しているのは鶴岡市大部町の主婦、安田愛さん(33)。大阪出身の安田さんは幼少のころから英会話教育を受け、高校時代にはカナダへ短期留学、短大在学中にイギリスへ2年間の語学留学をするなど、英語を学んだ。結婚を機に鶴岡市へ転居し、同市内の小学校でALT付き通訳・支援員などを経験している。

 安田さんの英語力を知った友人が大宝幼稚園に紹介し、同園でも「小学校での英語必修化など国際化社会が進む中で、より幼い時から英語に触れ合う機会を設けたい」と安田さんを講師に迎えた英語活動を企画。今年1月から年少、年中、年長の各クラスで月1回の活動が行われている。

 6日は卒園を前に年長組2クラスで3回目の活動。このうち1クラスでは、いす取りゲームのフルーツバスケットならぬ“食べ物バスケット”が行われた。園児たちは「pizza(ピザ)」「cake(ケーキ)」「ice cream(アイスクリーム)」の各グループに分かれ、「I like…」の掛け声とともに食べ物の名前を叫び、楽しそうにいす取りを繰り広げていた。

 活動の最後に手作りの修了証を園児一人一人に手渡した後、安田さんは「英語は抑揚、ジェスチャーが大事。体を動かしながら自然と英語を身に付けてもらうことが狙い」と話していた。同園では来年度も継続して英語活動を展開していくという。

「食べ物バスケット」で楽しみながら英語を学ぶ園児たち。後方中央が安田さん
「食べ物バスケット」で楽しみながら英語を学ぶ園児たち。後方中央が安田さん


2012年(平成24年) 3月7日(水)付紙面より

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傘福 地域の宝を後世に 酒田 女性5人が修復担う

 ほこりをかぶり傷みも激しかった、酒田市の本間美術館(田中章夫館長)所蔵の傘福1体の修復作業が終わり、ひな祭りの3日、同美術館に再び展示された。

 田中館長によると、この傘福は酒田市北町の心光寺・馬頭観音堂に60年ほど前、地区の女性たちが奉納したものではないかという。ひもに三角(薬袋)や鳥、大根、レース編みの宝袋などの細工物約150個がつり下げられていた。傷みが激しくなったことから同寺では「お焚(た)き上げ」をし供養する予定だったが、10年ほど前に同美術館が譲り受け、以来、毎年2月下旬から4月上旬にかけて開催される古典人形展の中で、細工物のみをケースに入れて展示してきた。

 劣化が進み、展示に耐え得る状態でなくなってきたことから、「何とか現状を維持し後世に伝えたい」(田中館長)と同美術館では今年2月13日、琢成小学区在住の女性たちで組織する酒田傘福の会(関彰子会長)に修復を依頼。女性会員5人がごみを払い、ほつれたりした部分などを可能な限り当時の布を使うなどして修復しこのほど、完成した。

 この日は関会長らが女性会員5人が修復した細工物、新調した緋色の傘と打ちひも、飾り台を持参し同美術館を訪問。早速取り付け作業に掛かり、約30分で完成させた。関会長は「細工物のきれがだいぶ弱っていたので、つり下げるのに耐えられるかが心配だった。大丈夫なようでほっとした。ひな祭りに間に合って良かった」、田中館長は「古いものは大事なものという認識を持ち、伝統的なものを後世に伝えていかなくては」とそれぞれ話していた。

 この傘福などを展示した本年度の古典人形展は4月3日まで。

関会長(右)ら女性会員が修復した傘福を再展示
関会長(右)ら女性会員が修復した傘福を再展示



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