2012年(平成24年) 9月26日(水)付紙面より
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庄内地方の若者が中心になって企画運営する交流イベント「わちゃわちゃ庄内フェスティバル?大人も子どももえころ人?」が23日、三川町のなの花ホールで開かれた。オリジナルのガラスアクセサリーやしおり作り、音楽と踊りのステージ、物々交換フリーマーケット、マイ食器持参による屋台など数多くのブースが設置され、親子連れなどが「エコ」を感じながら楽しいひとときを過ごした。
このイベントは、昨年度に庄内地方の若者で設立した「watcha!watcha!(ワチャワチャ)庄内」(門間久幸会長、会員19人)の主催。若者グループ相互の交流促進を図る県庄内総合支庁の「地域若者活動支援事業」の委託を受け、交流イベントに取り組む。
この日、会場では県内で活動しているシンガーたちのステージをはじめ、琵琶演奏や地元のよさこいグループによる踊りなどが繰り広げられた。ステージの周囲には、新聞紙で作るエコバッグやパステルアート、不要となったろうそくで作る「菜の花エコキャンドル」などの製作体験コーナーが設けられ、親子連れの人気を呼んでいた。
会場を訪れた酒田南高3年の宗像美咲さん(18)は「マイ食器持ち込みや物々交換など、普段はあまり気にしないエコについて考えるきっかけとなった」と話していた。また、門間代表は「このイベントをきっかけに若者グループ同士のネットワークを形成するとともに、環境について考える場を提供していきたい」と話していた。
ワチャワチャ庄内は来月、イベントの第2弾として「次世代エネルギー」をテーマにした学習会を鶴岡市内で開催する予定。問い合わせは県庄内総合支庁子ども家庭支援課=電0235(66)2104=へ。
2012年(平成24年) 9月26日(水)付紙面より
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神奈川県の横浜市立青木小学校の6年生が23―25日の2泊3日の日程で、鶴岡市櫛引地域に修学旅行に訪れ、稲刈りや果物の収穫体験を通じ、農業や農村について学んだ。
旧櫛引町農協青年部が1994年に青木小に行き庄内農業について授業をしたのをきっかけに、96年から夏休みに希望者のみ、99年からは6年生の修学旅行として訪れている。今回は修学旅行としては14回目で、6年生103人と田上恭孝校長ら引率の教職員6人の計109人が訪れた。
初日の23日、子供たちは3、4人ずつ地域内の一般家庭にホームステイ。翌24日は3グループに分かれ、午前は櫛引東、櫛引西、櫛引南の3小学校で児童同士の交流。午後からは稲刈り、果物、カブの収穫を体験した。
このうち稲刈りは宝谷地区の阿部興二さんのほ場で行われ、児童39人が参加。庄内たがわ農協青年部櫛引支部の黒井邦光支部長らの指導で、約0・5アールの棚田1枚のササニシキを鎌で手刈りした。数株ずつをひもで縛り、稲ぐいに積み上げるまでを1時間ほどでやり遂げた。
藤江恵さん(12)は「茎が予想以上に堅く大変だったが、力を入れて刈り、達成感があった。普段食べているお米には、農家の人たちのこういう苦労があると分かり、すごく感謝したい気持ちになった」と話した。
同日は櫛引スポーツセンターに宿泊。25日は地域内の産直あぐりで、自分たちが収穫・パック詰めした果物などを買い、帰途に就いた。
この修学旅行が縁で、櫛引南小が2001年から横浜市に修学旅行に行っており、今年も6年生が来月5―7日に行き、青木小の児童とも交流してくる。また、農協青年部櫛引支部は同9日に神奈川区民まつりで物販、27日には青木小で餅つきなどを行う。