2013年(平成25年) 2月27日(水)付紙面より
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酒田市と周辺町の洋菓子店で組織する県洋菓子協会酒田支部(伊藤愛樹支部長)のケーキ訪問が26日、同市の平田保育園(小柳美恵子園長、園児100人)で行われ、支部員がショートケーキ作りを実演したほか、園児たちが生クリームを搾り出すなどしてオリジナルのケーキを作った。
園児対象の就きたい職業ランキングで、菓子店やケーキ屋が男女問わず上位にランクされるのを受け、同支部は「夢の実現に向けた一助になってほしい」という願いを込め、2005年から毎年この時期、同市や周辺町の幼稚園・保育園に支部員が出向き、ケーキ作りの一端を紹介している。
この日は伊藤支部長ら支部員4人が園児・保育士約120人分のスポンジ、生クリーム、イチゴを持ち寄って同保育園を訪問。製作実演では、園児たちが見守る中、支部員がスポンジで生クリームを挟み、さらに上を生クリームで覆うなど手際よく一連の作業を披露。園児たちからは「すごーい」と歓声が上がった。
年長児も手伝ってケーキを切り分けた後、年中―年長児は生クリームとイチゴ、手作りの旗で飾り付け。伊藤支部長らと共に搾り器を使用し、ケーキの上にきれいな文様を描いていた。「将来はケーキ屋さんになりたい」という年長の高橋紬ちゃん(6)は「手伝ってもらったので生クリームを搾るのは簡単だった。早く食べてみたいなあ」と笑顔で話していた。
完成したケーキは、給食のデザートとして味わった。