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2013年(平成25年) 4月16日(火)付紙面より

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有事に対応“生き延びる術”親子で体験

 子供と保護者を対象にした「子連れ防災」研修会が14日、鶴岡市羽黒町の旧羽黒西部児童館で開かれ、避難や応急手当て、ペットボトルを食器にした食事など、有事の対応を学んだ。

 元陸上自衛隊員で、同市桜新町で学習塾を経営している小野丈一さん(41)=同市日枝=が、有事に慌てず対処できるようにと、塾の受講者や一般を対象に初めて開いた。市内の幼児6人と保護者5人が参加した。

 小野さんは災害発生後、1、2日たてば必ず救助が来るので、それまで安全な場所に避難し、けがをせず、体力を失わないように生き延びる重要性を指摘。「靴がぬれないようにするには」「ガラスが散乱している中を歩いて避難するには」といった小野さんの問い掛けに、親子はビニール袋で靴を覆ったり、新聞紙や段ボールを靴底にガムテープで張り付けたり、その場にある道具で工夫。バケツなどをかぶって頭を保護しながら、実際に割れたガラスの上を歩いた。

 また、ストックと服で担架、ズボンとひもでリュックを作る方法をそれぞれ体験。昼食時は、牛乳パックでスプーン、ペットボトルで食器を作り、非常食のご飯を試食。子供たちは和気あいあいと楽しみながら、有事の対応を学んでいた。

 小野さんは「こうした体験をしておくことで、親は『万一の時、子供はきちんと動くに違いない』と子供を信頼し、不安材料を減らし冷静に対処できる意義も大きい」と話した。今後も随時、開催していくという。

牛乳パックやペットボトルで作ったスプーンと皿で非常食を食べる子供たち
牛乳パックやペットボトルで作ったスプーンと皿で非常食を食べる子供たち



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