荘内日報ニュース

2013年（平成25年） 6月13日（木）付紙面より

マナー守って楽しんで　東栄小児童が温泉入浴体験

　鶴岡市の東栄小学校（澤川来全校長、児童119人）の3年生が11日、同市の長沼温泉ぽっぽの湯で「入浴マナー教室」を行い、湯船にタオルを入れないなどの注意事項を体験的に学んだ。

　3年生社会科の公共的施設の学習の一環で、2009年度から毎年、同じ藤島地域にあるぽっぽの湯で実施。5年目の今年は男子5人、女子7人の計12人が引率教諭2人と共に訪れた。

　初めに、同温泉の栗本久支配人から▽湯船に入る前に体をよく洗う▽湯船にタオルは入れない▽出る時は体をよく拭く▽他のお客さんの迷惑にならないように―という注意点を聞いた。

　その後、男女に分かれて入浴を体験。男子5人は河野献教務主任と一緒に裸になって浴室に行き、頭や体をきれいに洗った後、湯に漬かり、入浴を楽しんだ。

　渋谷優君（8）は「今日聞いたマナーは前から知っていたので、大体は守れた。友達とお風呂に入ったことはなく、今日はとても楽しかった」と話した。

　栗本支配人は「裸の付き合いを通じて、他人への思いやりや公共マナーを自然に身に付けてもらえたら」と話した。