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2013年(平成25年) 10月11日(金)付紙面より

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郷土出身の志士知ろう 立川中生徒「清河八郎」について学習

 庄内町の立川中学校(渡部登美雄校長、生徒163人)で8―10日の3日間、同町清川出身の志士・清河八郎について学ぶ授業が行われた。同町の池田定志教育長が、八郎の志や歴史の中で果たした役割などについて解説した。

 同校は1969年に狩川中と清川中を併合し、旧立川町立立川中学校となり、その4年後に立谷沢中が統合された。統合から今年3月で40周年を迎えたことを機に、地元の歴史や人物を学ぼうと清河八郎の授業を企画した。

 2日目の9日は1年生48人が参加し、池田教育長の講話を聞いた。池田教育長は「新しい国づくり?開国から江戸幕府の滅亡?」と題し、「八郎は文武両道の人。『道』とは、人の生き方や在り方を求めるもの。学問や剣術の道に通じ、一つの塾で両方の道を教えることができたのは、当時の江戸では八郎だけだった」と解説。

 さらに「公武合体を図る幕府は八郎の意見を取り入れ、浪士組を結成させた。浪士組が江戸警護に当たることになった際、京都に残った一部の浪士たちが、後に新選組となった。浪士組結成の1年後、八郎は幕府により暗殺されたが、歴史の中で大きな仕掛け人となった。そんな人物が清川から出たことを知っておいてほしい」と呼び掛けた。

 同校は来月、統合40周年を祝う会を行う。旧立川町が発刊した八郎の解説本「清河八郎グラフィティー」を書いた加藤淳さんの記念講演などが予定されている。

回天の志士・清河八郎について池田教育長が生徒たちに解説した
回天の志士・清河八郎について池田教育長が生徒たちに解説した


2013年(平成25年) 10月11日(金)付紙面より

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鶴岡市越中山梵字川渓谷 27日から「フキまじない」 新たな観光PR

 弘法大師ゆかりのフキの葉の紙に願い事を書いて渓谷に投げ、ハート型の岩に載ると願い事がかなう!?―。そんなロマンあふれる「フキまじない」が27日から、鶴岡市越中山の梵字川渓谷でスタートする。

 梵字川は同市朝日地域の山間部を流れる一級河川赤川の支流で、全長37・5キロ。名称については、弘法大師が川で、梵字が書かれたフキの葉が流れてくるのを見つけ、その流れをさかのぼり、大日如来の聖地としての湯殿山にたどり着いたという伝説が残っている。

 フキまじないは、聖地に導いたフキの葉の力にあやかろうと、「梵字川渓谷再発見!プロジェクト委員会」(事務局・出羽商工会東部センター)が企画した。同委員会は今年6月、市朝日庁舎や地域の観光関係者らで立ち上げたもので、今月25―27日に開く「梵字川渓谷紅葉まつり」の一環で渓谷に足を運んでもらう狙い。

 フキの葉の形をした紙に願い事を書いて石を包み、国道112号近くの梵字川に架かる「なびら雪吊り橋」から、30メートルほど上流にあるハート型の岩(直径約5メートル)に投げてもらう。紙は環境に配慮し、水に溶けるものを使う。

 フキの葉の紙と石は、27日はなびら雪吊り橋近くのあずまやで、28日以降は月山あさひ博物村と米の粉の滝ドライブインで提供する。環境保全への協力金(50円程度)をもらう予定。

 なびら雪吊り橋は月山あさひ博物村―米の粉の滝ドライブイン間の遊歩道約800メートルのほぼ中間地点にある。どちらかに車を止め、遊歩道を歩いてもらう。

 梵字川渓谷紅葉まつりでは25―27日の夜間、同橋周辺の渓谷をライトアップする。27日は博物村―ドライブイン間でのスタンプラリーとフキまじないを実施。26日には月山ダムや田麦俣、七ツ滝などを巡る「梵字川渓谷みちくさバスツアー」(昼食付きで2500円)、27日は博物村で月山ワイン新酒フェスティバル(予約制で、バーベキューセット、ワイン飲み放題で3000円)もある。問い合わせはあさひむら観光協会=電0235(53)3411=へ。

なびら雪吊り橋から眺める梵字川渓谷。中央下がハート型の岩
なびら雪吊り橋から眺める梵字川渓谷。中央下がハート型の岩



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