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2013年(平成25年) 10月14日(月)付紙面より

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色づき始めた鳥海山 自然、実りに感謝込め 神鹿の角切り落とす

 遊佐町の第34回「神鹿(じんろく)角切祭」が13日、鳥海山中腹の国民宿舎「大平山荘」鹿公園前で行われ、同町の少年議員2人が長く伸びた雄ジカの角を切り落とした。

 同鹿公園では、町が6月から10月までニホンジカを飼育。そばに鳥海山大物忌神社中の口宮が祭ってあることから「神鹿」と呼んでいる。角切祭は、秋の鳥海山をPRするとともに、繁殖期を前に雄ジカ同士が争ってけがをするのを防ごうと1976年からこの時期に開催。切り落とされた角は抽選でプレゼントされるとあって毎年、大勢の行楽客が縁起物を求めて訪れる。

 この日、標高1000メートルの鹿公園はひんやりとした風が吹くものの、雲間から時折日も差すまずまずの天候。午前10時から同神社中の口宮前で神事を行い、本宮茂樹副町長らが玉串をささげて秋の実りに感謝するとともに、最終盤に入った鳥海観光の無事故を祈った。

 その後、鹿公園前の特設ステージで、烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の同町少年議長の三浦遼太君(18)=遊佐高3年=と少年議員の鈴木翔偉君(16)=遊佐高2年=が、40センチほどに伸びた雄ジカ2頭の角を、糸のこぎりで切り落とした。

 鹿の角や花笠人形などが当たる抽選会、威勢の良い鳥海太鼓の演奏、芋煮の無料振る舞いも行われ、詰め掛けた行楽客は色づき始めた鳥海山の自然と一緒に楽しんでいた。

大勢の行楽客が見守る中、雄ジカの角を切り落とす三浦君(左)
大勢の行楽客が見守る中、雄ジカの角を切り落とす三浦君(左)



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