2013年(平成25年) 11月26日(火)付紙面より
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「五色百人一首」の県大会が23日、酒田市ひらたタウンセンターで開かれた。同市を中心に県内一円の小学2年生から中学1年生まで58人が参加。感覚を研ぎ澄ませて札に集中し、熱戦を繰り広げた。
五色百人一首は、100首の札を青、桃、黄、緑、橙(だいだい)の5色に分け、それぞれの色ごとに対戦する。▽最低20首を覚えれば試合に参加できる▽1試合の所要時間が5分程度と短く勝負がスピーディー▽取り札は平仮名で書かれているため小学1年生から始められる▽取り札の裏に上の句が書いてありいつでも覚えられる―などが特徴。男女仲良く気軽に遊べることから、学級づくりに導入している学校が増えているという。
この大会は、NPO法人「教育力アップやまがた」(佐藤道子理事長)が2006年から開き8回目。色別の会場に分かれた参加者たちは、お互いに礼をして握手を交わしてから10枚ずつきれいに札を並べ、読み手の声に合わせて練習。相手をかえながら3度繰り返した後、予選リーグに臨み、上位2人が決勝トーナメントに進んだ。子供たちは家族らが見守る中、札が読み上げられると「はいっ」と声を出して反応し、素早く札を取り合っていた。