2013年(平成25年) 12月3日(火)付紙面より
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遊佐町西山地区で1日、森林整備ボランティアが行われた。地元の親子連れら町民約100人が参加。クロマツの枝打ちやつる切り、除伐、下草刈りなどを繰り広げた。
先人が残した貴重な歴史的遺産を守り育てようと、砂丘地砂防林環境整備推進協議会(佐藤豊昭会長)と同町が2001年度から毎年、この時期に実施している。
今年は、鳥海温泉「遊楽里」南側の駐車場から西浜海水浴場に通じる遊歩道両側の草刈りと、十里塚集落南側の国道7号西側に広がるクロマツ林で枝打ちなどを実施した。
このうち7号西側では、地域住民はじめ地元の西遊佐、稲川両小学校の4年生計31人も父母らと一緒に参加。長年にわたり風や砂の被害から町民の生活を守ってきたクロマツ林に感謝しながら、のこぎりで枝を切り落としたりした。母親と協力しながら枝打ちを体験した本間千尋さん(9)=稲川小4年=は「頑張り過ぎて手が痛い。でも、林がすっきりして気持ちがいい」と話していた。