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2013年(平成25年) 5月1日(水)付紙面より

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“現代の寺子屋”茶道学ぶ 

 三川町の押切音読会(吉永哲也会長)と町公民館共催の「お茶会」が27日、鶴岡市羽黒町松ケ岡の松ケ岡本陣で行われた。三川町内の幼児と小学生が茶道の作法を学ぶとともに、抹茶を味わった。

 押切音読会は同町の押切地区の住民が6年前に設立。「現代の寺子屋」として地元の子供たちから参加を募り、毎月1回活動している。内容は宮沢賢治などの詩の暗唱をはじめ、餅つきや流しそうめんなどの食事会。また、同地区の元教職員などの協力で講話を行うなど、地元の歴史や文化を知る地域密着型の活動を展開している。

 お茶会は年間4回ほど実施。今回は町公民館の「ちびっこ元気塾」事業と連携し、押切地区だけでなく町内全体に呼び掛けたところ4歳から小学6年生まで、音読会に参加している13人と町内の他地区から30人の計43人が参加した。町内の他地区の子供を交えての活動は今回が初めてという。

 松ケ岡本陣の座敷には赤い敷物が敷かれ、お茶の道具が置かれた。指導は大日本茶道学会酒田支部に所属する押切地区の女性たち。初めに同支部の鈴木妙支部長(88)=三川町押切新田=が茶道の作法やお茶道具、薄茶と濃茶の違いなどについて解説した。この中で鈴木支部長は「お茶を出していただいたら『ありがとうございます』とお礼を言うのを忘れないで」と子供たちに呼び掛けた。

 続いて子供たちが茶杓(しゃく)で抹茶粉を茶わんに入れお湯を加えた後、茶せんでかき回して薄茶をたてる一連の所作に挑戦。きれいにお茶を泡立てる子供もいた。生菓子を食べ、抹茶を口にした子供たちは苦さに目を丸くしながらも、「もう1回たてたい」と再挑戦していた。

 押切小4年の齋藤友華さん(9)は「音読会で前にたてた時よりもうまくいった。苦いけどお茶はとてもおいしい」と話していた。

三川町の幼児、小学生が自分でたてた抹茶を飲み、和の心を学んだ
三川町の幼児、小学生が自分でたてた抹茶を飲み、和の心を学んだ


2013年(平成25年) 5月1日(水)付紙面より

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黒森歌舞伎演目PR “主役”は児童たち 山車が地区内巡る

 酒田市黒森地区に伝わる「黒森歌舞伎」(県指定無形民俗文化財)をPRしようと29日、来年2月に行われる正月公演の演目「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の登場人物に扮(ふん)した黒森小児童たちが地区内を回り、出し物を紹介した。

 黒森日枝神社の例大祭に合わせ毎年、化粧を施して役の衣装を着けた児童が山車に乗って演目を告げている。

 この日は、6年の榎本駿君と佐藤玲央君、若生旺介君、3年の佐藤歩岳君の4人が衣装やかつらを身に着け、隈(くま)取りやおしろいでそれぞれ、「伽羅先代萩」に出てくる「二木弾正」「荒獅子男之助」「政岡」「千松」に扮した。

 トラックの荷台に座った児童たちは正午に同神社を出発し、地区内を周回。道中では山車を止め、地区民に演目を告知したほか、女子児童が歌曲に合わせて舞踊を披露。地区民から「かっこいいぞ」などと声援が飛んでいた。

 約4時間にも及ぶ道中で、榎本君は「かつらが重い。髪がとてもかゆくなった」と苦笑いしていた。

児童たちが来年の出し物の登場人物に扮してPR
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