2014年(平成26年) 4月1日(火)付紙面より
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「鶴岡シルク」に関する展示会が、酒田市の庄内空港ターミナルビル2階フロアで開かれ、鶴岡中央高の生徒が作ったシルクのドレスやキビソ製品などが、乗降客らに鶴岡シルクの魅力をアピールしている。
鶴岡織物工業協同組合(氏家昇一理事長)と鶴岡中央高、鶴岡市などが進めている「鶴岡シルクタウンプロジェクト」の一環。同市は養蚕から製糸、製織、精練、染色、プリント、縫製まで、シルク産業に関する全工程が残る全国でも数少ない地域であることをアピールし、関連産業の発展につなげる狙い。
展示したのは、同校総合学科被服系の生徒たちが作ったシルクのドレス5着をはじめ、カイコが最初に吐き出す絹糸「キビソ」を使い、地元の関連業者が連携して作った「tsuruoka silk」ブランドのストールやスカーフ、バッグ、スリッパなど。
このうちシルクのドレスは、市民有志にカイコを育ててもらい、回収した繭玉約1万個から織ったシルク生地(幅1・2メートル、長さ約50メートル)を使ったもの。艶やかな光沢を放つウエディングドレスなどに、来場者たちはうっとりと見とれていた。
展示は4月4日の午前まで。毎日午後には、キビソ製品の販売も行う。