2014年(平成26年) 7月31日(木)付紙面より
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鶴岡市大塚町の県立鶴岡養護学校(土門明校長、児童生徒120人)で30日、地元の高校生、大学生を対象にした「スクールボランティアセミナー」が開かれた。庄内各地の学生が養護学校の児童生徒と交流した。
養護学校について若い世代から理解を深めてもらい、障害のある人と共に活動する人材の育成につなげようと、同校が毎年この時期に実施している。
13回目の今回は鶴岡工業、鶴岡中央、庄内農業、酒田東、羽黒、鶴岡東の各高校と東北公益文科大などから男女計42人が参加。午前中は小・中学部の子供たちとゲームや歌で交流した。紅白組に分かれての玉入れでは、子供を抱きかかえて一緒に競技を楽しむ高校生の姿も見られた。
続いて窯業、農芸紙工、家庭の3班に分かれ、皿づくりとジャガイモ収穫、布製の通帳入れ製作を行った。このうち窯業班では、粘土の成形やローラーでのプレスを体験。高等部の生徒の実演を参考にしながら、作業を進めた。今回初めて参加した鶴岡中央高3年の佐藤葵さんは「障害を持つ子供への接し方が分からなかったが、養護学校の先生の姿がとても参考になった」と話していた。
午後からは鶴岡市社会福祉協議会ボランティアセンターの職員から講話を聞き、ボランティア活動への理解を深めた。