2014年(平成26年) 9月4日(木)付紙面より
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酒田市米消費拡大推進協議会(会長・本間正巳市長)による「米粉パン」給食が2日、市内3小学校で行われ、地元産はえぬきの米粉を使って東北日本ハム(同市広栄町三丁目、澤田潔志社長)が製造している「米粉パン」を児童たちが味わった。
JA庄内みどり(同市曙町一丁目、阿部茂昭組合長)管内で生産される米粉用米は、食品原材料製造・販売などの波里(栃木県佐野市、藤波一博社長)に出荷。この一部を使い、東北日本ハムは2010年から小麦アレルギー対応の「米粉パン」を製造し、人気商品となっている。
今回の給食は、食育・地産地消の推進を図るとともに、学校給食における食物アレルギー問題の高まりなどを受け、同協議会が同社の協力で昨年に引き続き企画。この日を皮切りに11月12日までの間、市内19校で行われる。
2日の3校のうち富士見小学校(船越誠校長、児童399人)では、児童たちはそのまま味わったり、おかずを挟んだりと思い思いに米粉パン特有の食感を楽しんでいた。6年の土田温万君(11)は「米の味もしてとてもおいしい。普通のパンとかんだ感触が違う」と話していた。