2014年(平成26年) 12月30日(火)付紙面より
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児童の体験学習企画・運営、高齢者の居場所づくりなどを展開している酒田市のNPO法人「いぶき」(星川龍一理事長)が主催した「ふれあい交流会」が28日、同市の一條コミュニティセンターで行われ、参加した市民らがそば打ちを体験したほか、昼食時には打ちたて、ゆでたてのそばに舌鼓を打った。
子供から高齢者まで世代を超えた市民が集うことができる場を提供することで、触れ合いを深め、交流のきっかけにしてもらおうと同法人は2008年の設立以来、毎年この時期にそば打ち体験、会食を主とした同交流会を開催している。今年の体験会には親子連れら計40人が参加した。
同法人が遊佐町内で栽培したソバを使用し、星川理事長ら同法人メンバーらが指導。引きこもりがちな高齢者の居場所づくりを目的に同法人が先月、同市市条の事務所に開設したそば店「ふれあい処(どころ)いぶき」で働くおばあちゃんたちがサポートした。
星川理事長は「こねるときは手早く、丁寧に」「水を入れる作業は重要。これで香りも腰も決まる」などと精力的に指導、参加した家族連れらは麺棒で平たくしたり、包丁で均等に切るなど懸命に作業していた。会食では体験会参加者も含め約200人がゆでたてのそばを味わい、「家でも早速、打ってみたい」などと話していた。