2014年(平成26年) 9月2日(火)付紙面より
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拾ったごみの量などを点数化して競う「スポーツGOMI拾いinゆのはま」が8月31日、鶴岡市の湯野浜海岸で開かれた。庄内を中心に県内各地から集まった老若男女が楽しみながら海岸の清掃活動を行った。
山形デスティネーションキャンペーンが行われる中、きれいな山形の海をPRするとともに海岸保全活動やごみに対する意識啓発の一環として、県と環境ボランティア団体「美しい山形・最上川フォーラム」(柴田洋雄代表)が主催。
この日は1チーム3―5人で職場仲間や親子連れなど20チーム67人が参加。「ごみ拾いはスポーツだ」の掛け声とともに競技が始まり、参加者は約2キロの砂浜を清掃。照り付ける日差しの下でチームごと、たばこの吸い殻や花火のごみ、ペットボトル、プラスチックごみなどを拾い集めた。1時間の競技時間で約372キロのごみが集まり、競技終了後はごみの種類や重さでポイントを換算、上位3チームと特別賞2チームに記念品が贈られた。
酒田市幸町から親子で参加した梅木怜君(5)は「たばこの吸い殻をいっぱい見つけた。ごみ拾いは楽しい」、母親の麻由さん(36)は「子どもたちの世代にきれいな庄内の自然を残したいと思って参加した。きれいな浜を維持していきたい」と話していた。
2014年(平成26年) 9月2日(火)付紙面より
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第9回鶴岡市芸術祭の開幕式典が8月31日、白甕社(白幡進委員長)の創立90周年記念美術展の開催に合わせ、鶴岡アートフォーラムで開かれた。関係者がテープカットを行い、今年の芸術祭の開幕を祝うとともに、成功を誓い合った。
旧市町村の各芸術文化団体と市教育委員会が運営委員会を組織して開催しており、今年は8月3日から12月6日まで49団体が39公演を繰り広げる。
開幕式典には参加各団体などから約100人が出席。運営委員長の東山昭子市芸術文化協会長が「市民と感動を共有しながら晴れやかに、楽しく、元気に展開される芸術祭を望む。次の時代につなぐため各団体の底力を発揮していこう」とあいさつ。スイング・クレインズ・ジャズ・オーケストラのメンバーによるファンファーレに続いて、東山会長、榎本政規市長ら7人がテープカットした。
創立90周年の白甕社美術展には、庄内を中心に首都圏など県内外の会員と一般計179人の油彩画、水彩画、日本画、彫刻、版画など199点が出品された。
最高賞の白甕社賞には会員の佐々木正弘さん(酒田市字内町)の彫刻「カオス(樹)」と、一般の保泉一紅さん(埼玉県羽生市)の油彩画「慈航1・ねこ」「慈航2・飛」。荘内日報社賞には会員のトガシヨウコさん(神奈川県松田町)の工芸「光満ちてA、B」が選ばれた。このうち、佐々木さんの作品は流木を使って表現したもので、彫刻作品の白甕社賞受賞は2人目という。
白幡委員長は「大作や力作が多く創立90周年記念にふさわしい展示会になった。今の社会を見つめ、それをどう表現するかを考えたテーマ性の意欲あふれる作品が目立った」と話した。展示は9月10日まで。90周年記念事業で会員全員の画文集を発刊し、会場で販売している。