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2015年(平成27年) 1月24日(土)付紙面より

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「スマホ」や「いじめ」の実態は 酒田市と遊佐町の中学校生徒会が話し合い

 酒田市・遊佐町中学校生徒会連絡協議会が22日、同市のひらたタウンセンターで開かれ、両市町の8中学校の生徒会代表70人がより良い中学校生活に向け、各生徒会の取り組みを発表したほか、「スマホ(スマートフォン)」「いじめ」の実態や対策などを話し合った。

 生徒同士の情報交換と交流を通じて生徒会活動の充実を図ろうと、飽海地区中学校長会が中心になり毎年この時期に開催。今回は酒田一中が事務局となり、「飛躍?共に踏み出す新たな一歩」をスローガンに開いた。

 各生徒会が取り組みを発表した全体会に続き、分科会では「マナーアップ」「いじめ撲滅など仲間同士の関わり」「情報化社会での豊かな学校生活」「参加意識を高める生徒会活動」の4つのテーマで意見を交わした。

 このうち情報化に関する分科会では、地区全体では生徒の92%がスマホや携帯ゲーム機など通信機器を持ち、うち約1割の生徒が使い過ぎや悪口などの「困った事」を抱えている実態や、多くの学校では月1回ほど「アウトメディアデー」「セーブメディアデー」などを設定し、生徒たち自身が利用規制の意識付けを図っている様子が報告された。

 なぜスマホを使うかについては「友達と遊ぶ約束や学校の予定を聞くため」「電話と違い、一度の連絡で済む」「面白いアプリ(ゲームソフトなど)がある」など。のめり込む弊害について「買ってもらった当初、勉強が手に付かず成績が落ちた」と語る生徒もいた。

 ネット上で飛び交う「死ね」「バカ」などきつい表現や、無視については「顔が見えないので、思っていることを何でも言ってしまうのでは」「会う機会のないネット上だけの相手は、軽い気持ちで無視してしまうのでは」など、ネット上では人間関係が希薄化し、安易な行動を取りやすい傾向が指摘された。

 同分科会では新年度からアウトメディアデーなどの対策を、全中学校の連携した取り組みにする方針を確認。年度末まで共通スローガンを作ることにし、この日はそれに盛り込む文言の候補として「相手を思いやる」「節度を持つ」「自分を律する」などを出し合った。

分科会では生徒会代表が「スマホ」を使う課題や対策などを話し合った
分科会では生徒会代表が「スマホ」を使う課題や対策などを話し合った



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