2015年(平成27年) 4月8日(水)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地でミズバショウが咲き、里山に春を告げている。
ミズバショウはサトイモ科の多年草。花のように見える純白の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に黄色の穂状の花を咲かせる。松ケ岡地区では幅30メートル、奥行き70メートルの湿地に約2万株が自生し、例年3月下旬から咲き始める。
例年この時期には残雪があるものの、今年は雪解けが早く、既に咲き始めた。湿地には遊歩道が設けられ、小川沿いのあちこちに鮮やかな緑の葉と純白の仏炎苞が姿を現し、みずみずしい美しさを漂わせている。
見頃を迎える前に、12日に地元住民や市羽黒庁舎観光商工室で杉枝の除去などの美化活動を行う予定。
また、18―26日には近くの松ケ岡開墾場で「松ケ岡桜まつり」が開催される。