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2015年(平成27年) 10月1日(木)付紙面より

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狂言の所作や表現体験 野村万禄さんらがワークショップ

 和泉流野村万蔵家一門による「能・狂言ワークショップ」と特別公演が29日、酒田市で開かれた。ワークショップでは同市松山地域の小学生たちが狂言の所作や表現を体験したほか、特別公演では人間国宝(国重要無形文化財個人指定)の狂言師・野村萬さんらの一流の演技を堪能した。

 市が、今春の松山城址館開館と同市の合併10周年を記念し、文化庁の「文化遺産を活(い)かした地域活性化事業」の助成を受けて開催。野村家は、同市の松山能(県無形民俗文化財)を継承している松諷社と以前から交流がある縁で招かれた。

 日中に松山城址館で行われたワークショップには、同市松山地域の松山、内郷、地見興屋の3小学校の5年生33人を中心に、全児童168人が参加。野村萬さんのおい・野村万禄さんから指導を受けた。

 万禄さんは狂言が能と一体的に発展してきた歴史などを講話した後、狂言の笑い方や泣き方、すり足などの所作、動物の鳴き方などを指導。「すり足は足の裏で舞台を掃除する感じで」「犬の鳴き声は『びょ、びょびょ、びょうびょう』」といった教えに、子供たちは驚いたり、大きな声を出したり、楽しそうに取り組んだ。また、一門の能村晶人さん、河野祐紀さん、野村虎之介さんの3人が狂言「盆山」を披露、会場は笑いに包まれた。

 ともに内郷小5年の荘司登伍君(11)は「すり足が独特の動きで難しかった。動物の鳴き声が面白く、自分も狂言をやってみたいと思った」、高橋恒也君(11)は「プロの演技を見たり、体験することができ、とても貴重なこと」と話した。

 同日夕に響ホールで行われた特別公演では、野村萬さん主演による狂言「萩大名」のほか、松山能が半能「高砂」、松諷社と松山地域の子供たちによる「松山子ども狂言の会」が野村万蔵さんと共演で狂言「釣針」などを披露した。

野村万禄さん(中央)の指導で狂言の表現などを習う子供たち=松山城址館
野村万禄さん(中央)の指導で狂言の表現などを習う子供たち=松山城址館


2015年(平成27年) 10月1日(木)付紙面より

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鼠ケ関小児童シーカヤック体験

 鶴岡市の鼠ケ関小学校の児童たちを対象にした自然や科学を学ぶ体験教室が30日、同市のマリンパークねずがせきなどで行われた。シーカヤック体験などを通して、地元の豊かな海洋資源に触れた。

 同教室は鶴岡市温海第四地区自治会が主催して毎年この時期に実施している。この日は、同校から希望者の児童21人が参加。午前中のシーカヤック体験と、午後の科学実験で空気砲作りが行われた。

 このうち、シーカヤック体験は、鶴岡市と連携して地域資源を活用した町おこし活動を展開している鼠ケ関地域協議会「蓬莱塾」(佐藤眞紀子会長)の指導を受けながら実施。児童たちは器用にパドルを操作して波をかき分けてすいすいと進み、気持ち良さそうに潮風を受けていた。参加した3年生の五十嵐ひかりさん(8)は「初めて乗った。少し波があったけど楽しかった」と話していた。

 同教室でシーカヤック体験は初めて。教育旅行の受け入れを行っている地元のNPO法人「自然体験温海コーディネット」では今後、シーカヤックの活用を計画しているという。

きらきらと輝く水面を気持ち良さそうに進む児童たち
きらきらと輝く水面を気持ち良さそうに進む児童たち



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