2015年(平成27年) 10月25日(日)付紙面より
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鶴岡市の羽黒第三小学校(井上東一校長、児童175人)の「郷土料理クラブ」のメンバーが23日、市食生活改善推進協議会の協力で郷土食の「納豆汁」作りを体験した。
4年生以上の児童を対象にしたクラブ活動の一環で、毎回、羽黒地域の食改メンバーが料理を指導。納豆汁作りは4年目となるクラブ活動で初めてで、市教育委員会の食育事業と共催した。
この日は同クラブのメンバー16人が参加。食改からは6人が訪れ、初めに市食文化推進室の本間育子さんが鶴岡市のユネスコ食文化創造都市加盟や12月9日の「大黒様のお年夜」で食べる納豆汁の意味を説明。続いて、5班に分かれて納豆汁作りに挑戦した。
材料は納豆や豆腐、戻したカラトリ芋の茎、ワラビ、モダシなど。最初にすり鉢で納豆をつぶす作業に取り掛かり、食改メンバーから「すり鉢のへりをうまく使って」などと教わりながら作業。つぶした納豆に酒、みそを加え、具を入れただし汁に溶いて完成させた。
出来たてをみんなで会食。4年生の池田麗音(れのん)さん(9)は「家では出されてもあまり食べないけれど、今日のはおいしい」と笑顔を見せていた。