2015年(平成27年) 12月4日(金)付紙面より
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鶴岡市のちとせ保育園(羽生充園長、園児73人)で3日、園児の前で羽生園長が鶴岡市の魚として制定されたクロダイをさばき、給食で提供した。
食育の一環として実施。同園では10年以上前からクロダイの稚魚放流を行っており、今年8月には来秋の全国豊かな海づくり大会を前に行われた県のプレイベントで由良保育園の園児と共に放流を行った。
使用したのは前日に羽生園長が釣った35―40センチほどのクロダイ3匹。初めに羽生園長が「シノコダイ、ニサイ、コウダイ、クロダイと名前が変わる」と紹介。また、「川が汚れると海も汚れて魚も減ってしまう。みんなも川を汚さないように気を付けよう」と話した。
クロダイをさばき始めると園児たちは身を乗り出して見学し、「これは背骨」「頭もいいだしが出るよ」と説明するのを真剣な表情で聴いていた。佐藤飛鷹君(6)は「楽しかった」、菅原漣人君(6)は「食べるのが楽しみ」と話していた。
さばいたクロダイは園の畑で収穫されたダイコンとともにうしお汁として給食で提供された。