2015年(平成27年) 4月19日(日)付紙面より
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鶴岡観光協会(石原純一会長)の「観光人力車」が18日、鶴岡市の鶴岡公園で運行され、「日本さくら名所100選」のお花見に繰り出した人々が人力車に乗って風雅な花見を楽しんだ。
市街地観光の魅力アップを目的に、同協会が人力車を所有・運行しているマリーン5清水屋(酒田市)の協力で新規事業として始めた。本年度は19日までの2日間と、5月の大型連休、6、7、9、10月の第3土日に同公園周辺など市街地で運行する。20分間程度の運行で、料金は2人3000円、1人2000円。
初日の18日は、公園内の荘内神社前発着で公園内外を巡るコースで運行。引き手役から、同公園が北川景子主演の映画「花のあと」のロケ地となったことや、桜の見物の好ポイント、城下町の歴史などの説明を聞き、時折舞う桜吹雪の花びらを浴びながら、普段とは違う花見を体験した。
同市宝田一丁目の宝賀ひとみさん(38)は長女で小学1年の希佳(ののか)ちゃんと2人で乗車し、「目線が高くなり、花が間近に迫っていつもと違うすてきな花見を体験できた。公園の桜がとてもきれいで楽しかった」と感想を話した。
2015年(平成27年) 4月19日(日)付紙面より
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酒田市が、同市光ケ丘三丁目の光ケ丘陸上競技場で進めてきた屋外サブトラックに上屋を建設する工事が終了し18日、竣工(しゅんこう)記念式典が現地で行われた。長さ124メートル×幅11メートルという東北地方では最大規模の「屋内走路」に生まれ変わり、式典後には早速、児童たちが「走り初め」をした。
光ケ丘陸上競技場は1955年の完成から60年近くが経過して老朽化したため、市が2011年度にスタンドをメーントラック東側から西側に移す工事を中心に大規模改修を行い、12年4月にリニューアルオープンした。屋外サブトラックはこの際、駐車場を挟んでメーントラック西側に整備した。
その後、利用者から「屋根が欲しい」といった要望が相次いだことから、市は13年度事業でサブトラック全体を覆う上屋の整備に着手した。東西の両壁面にはガラス窓を多用、たくさんの自然光を採り入れているのが特長。総事業費は約1億4000万円。
式典には関係者約50人が出席。本間正巳市長が「冬場も、雨の日も練習が可能になった。酒田のみならず近隣市町、他県からも大勢訪れ、アスリート育成の拠点となることを祈る」とあいさつ、祝辞を述べた本多茂市議会議長、山岸文章酒田市体育協会長らと共にテープカットし完成を祝った。
その後、SRK(酒田市陸上競技協会)スポーツ少年団員たちが試走。団員の一人、和島亜門君(10)=松原小5年=は「気持ちよく走ることができる。全国大会出場を目指し、練習に励みたい」と話した。