2015年(平成27年) 5月20日(水)付紙面より
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酒田市の全小・中学校で18日、県産ブランド米「つや姫」を給食に提供する「つや姫給食」が行われ、子供たちが同市産の「つや姫」のご飯を、「甘味があっておいしい」と喜んだ。本年度は県の助成に市が独自に上乗せし、毎月1回(年12回)実施する。
同市では普段から月1回のパン食を除き、同市産の「はえぬき」を学校給食に提供している。「つや姫給食」は、2010年度と13年度に市米飯学校給食推進協議会、14年度からは市米消費拡大推進協議会(会長・本間正巳市長)が県の助成を受けて実施。昨年度は年3回だったが、本年度は地産地消や地元産米の魅力浸透などを狙いに市が独自に予算を上乗せし、回数を大幅に増やした。
この日は市内の全34小・中学校で教職員を含め約8800人に、計約780キロの「つや姫」が提供された。このうち松原小学校(鈴木教正校長、児童581人)の3年生の教室では、子供たちがヒレかつやウドサラダなどのおかずとともに頬張り、「おいしい」の声が相次いで上がった。
村井仰基君(9)は「普段のご飯は冷めると固まる感じだが、今日のはふっくらして甘味も強く、とてもおいしい。毎月出るなら、『よっしゃー』という感じ」と話した。
市米消費拡大推進協議会では、普段提供している「はえぬき」についても、2等米分の給食予算に対し、1等米を提供するための差額を補填(ほてん)。本年度はこの事業と「つや姫」との差額補填分を合わせ、予算約160万円を確保。このほか本年度は1回、同市産の「はえぬき」100%の米粉パンも、全小・中学校で提供する予定。
2015年(平成27年) 5月20日(水)付紙面より
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酒田市の亀ケ崎小学校(大谷智之校長、児童505人)の4年生が18日、同市の最上川河川公園で、落ちているごみを拾う清掃活動を繰り広げた。
同校は昨年4月、旧亀城小と旧港南小が統合して開校した。河川公園の清掃活動は旧港南小が1981年から課外授業の一環で、国土交通省酒田河川国道事務所と酒田市の協力で続けてきたもので、統合後も継続。長年の活動が認められて昨年度、日本河川協会の河川功労者として本県で唯一、表彰された。
この日は4年生68人と国交省、市の職員ら大人約30人の計約100人が最上川右岸の出羽大橋下流で実施。開会式では国交省酒田河川国道事務所酒田出張所の郡山秀樹所長から「奉仕の心を養い、身近な環境を考えて」、大谷校長から「苦しいことを我慢してやり遂げる心の勉強と、最上川の自然を感じる理科の勉強をして」と激励された後、ごみ袋とトングを手に河川敷を歩き、空き缶やペットボトル、ビニール袋などを一つ一つ丁寧に拾った。板垣陽翔君(9)は「いっぱい落ちていたけど、みんなで拾い、きれいになって良かった。特にプラスチックのごみが多かった」と話した。