2016年(平成28年) 5月18日(水)付紙面より
ツイート
人口規模が同程度の自治体同士で住民のスポーツ参加率を競う「チャンレンジデー」2016年大会(今月25日)を前に17日、鶴岡市と対戦相手の山口県宇部市の両市長がテレビ電話でエール交換し、健闘を誓い合った。
チャレンジデーは住民の健康増進や体力づくりを目的に、1983年にカナダで初めて開催された。日本は93年から笹川スポーツ財団(東京)が普及活動を展開しており、昨年は全国で130自治体277万人余りが参加した。鶴岡市は2013年から参加しており、昨年は神奈川県伊勢原市と対戦。参加率57・0%で鶴岡市が勝利した。これまでの対戦成績は2勝1敗。
対戦する自治体の首長同士のエール交換はイベントのルールに組み込まれている。この日、鶴岡市役所では、天神祭の「化けもの」や鶴岡市消防本部マスコットキャラクター「てんじんくん」と共に、化けものの姿をした榎本政規市長がインターネットを使ったテレビ電話で宇部市の久保田后子市長と懇談した。
両市長は顔を突き合わせ、互いの歴史や観光名所、食文化などを紹介し合い、「チャレンジデーを通し、今後も縁を深めていければ。当日はお互いに記録更新を目指して頑張りましょう」と励まし合った。
宇部市はチャレンジデーへの参加は今回が2回目。前回は参加率31・7%で岩手県奥州市に敗れている。エール交換後、榎本市長は「今年は天神祭と同日の開催。祭りを見に来た人たちもパレードと一緒に15分以上歩けば、カウントの対象となる。祭りを楽しみながら、健康増進のためにぜひ歩いてチャレンジデーにも参加してもらいたい」と話していた。
当日は午前0時から午後9時までの21時間で、15分間以上の運動、スポーツを続けて行った住民の参加率を競い合う。天神祭のパレードと一緒に歩く「天神祭ウオーク」を実施するほか、小真木原総合体育館など体育施設などの無料開放(午前8時半―午後9時)、総合型地域スポーツクラブの無料体験教室などを実施する。