2016年(平成28年) 7月14日(木)付紙面より
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関東信越の6生協などで運営するコープネット事業連合(本部・埼玉県さいたま市、赤松光理事長)の産地視察が12日、鶴岡市農協管内で行われ、旬のアンデスメロンの収穫や枝豆のほ場見学で産地との交流を深めた。
コープネットは、コープみらい(さいたま市)、いばらきコープ、とちぎコープ、コープぐんま、コープながの、コープにいがたの6生協とその子会社などで組織。コープデリ宅配、店舗、サービス事業などを共同運営している。組合員数は457万人。
産地視察は、食料の生い立ちを知ること、産地・生産者の思いを受け取ることを目的に、生産から消費についての知識と理解を広げようと2009年から実施。本県を訪れるのは初めてで、市農協と天童市農協が受け皿となり、13日まで1泊2日の日程。一行は組合員理事や生協店舗の農産担当、宅配職員などの20人。
12日は鶴岡市覚岸寺の市農協施設で昼食を取った後、下川地区でアンデスメロンを栽培する斎藤司さん(49)=辻興屋=の露地のほ場へ。梅雨の晴れ間で気温も上がる中、参加者は砂丘地につるを張ったメロンをはさみで切り取って収穫したり、摘果作業を体験した。
コープにいがたの組合員理事として参加した岩崎幸江さん(48)は「隣県なのに山形でこんなにメロンを栽培しているとは知らなかった。メロンは結構重くて、炎天下での作業の苦労を知った」と話した。
一行はこの後、栄地区の枝豆ほ場を見学し、夜は生産者との交流会。13日はサクランボ狩り、リンゴや洋ナシのほ場を視察。