文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2016年(平成28年) 8月6日(土)付紙面より

ツイート

さらなる友好親善確認 ロシア・ジェ市交流使節団が来酒

 酒田市の姉妹都市であるロシア・イルクーツク州ジェレズノゴルスク・イリムスキー市の交流使節団(団長=ルサノフ・アレクサンドル市議会議長、団員10人)が4日、酒田市役所を表敬訪問し、丸山至市長ら市の関係者らと懇談、一層の友好親善への決意を新たにした。7日まで同市に滞在し、酒田花火ショーの見学や東北公益文科大の学生との交流などを行う。

 両市の交流は1971年、第2回日ソ(現・日ロ)沿岸市長会議が新潟市で開かれた際、酒田市が環日本海交流を促進しようとソ連側に姉妹都市提携の希望を伝えたのがきっかけ。翌72年の第3回会議(イルクーツク市)でジェ市側が名乗りを上げ、79年10月に姉妹都市の盟約を締結。以来、市民各層による使節団が相互訪問しており、昨年7月は酒田側から訪問。これまでの使節団の累計はジェ市側から27回の342人、酒田側から22回の337人に上る。

 今回はルサノフ議長と、ジェ市の経済振興担当職員、国立職業教育学校の先生、事業家の大人4人、同教育学校などの学生6人の計10人が3―7日の4泊5日にわたり酒田に滞在する。学生は16―19歳。

 この日午前11時ごろ、市役所を訪れた一行は、1階入り口前で大勢の職員に拍手で出迎えられ、花束を贈られた。その後、3階の一室で丸山市長や矢口明子副市長、後藤仁市議会議長、幹部職員らと懇談した。

 丸山市長は「心から歓迎する。これまでの交流の歴史を尊重し、さらに交流を続けていきたい」と歓迎。ルサノフ議長は、シスチョーラ・ユーリー市長のメッセージとして「姉妹都市の協定締結から37年。この間、両市の親善交流の歴史を築くため努力した人たちに深く感謝。今回の訪問が心温まる関係を深め、交流の歴史に新たなページを加えると期待」と読み上げた。

 ルサノフ議長はジェ市の画家が制作した風景画、丸山市長は酒田市の伝統工芸「磯草塗」をお互いにプレゼント。その後の懇談では、ジェ市側から「日本語ができなくても留学できるか」「日本車が人気で、自分も以前、トヨタの車に乗っていた」といった話が出て、和やかな雰囲気に包まれた。

 一行は同日、相馬樓での酒田舞娘(まいこ)の踊り観賞やル・ポットフーでの歓迎夕食会、5日は酒田共同火力発電など地元企業の見学、甚句流しパレードへの参加、6日は公益大の学生との交流、酒田花火ショーの観覧などを行う。

市役所を表敬訪問し、丸山市長(手前右)らと懇談したルサノフ議長(奥の左から2人目)らジェ市の一行
市役所を表敬訪問し、丸山市長(手前右)らと懇談したルサノフ議長(奥の左から2人目)らジェ市の一行



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field